アラ還オヤジの備忘録

雑感や、その他諸々。

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リタイヤしたらChromebookでよくないかい?

これまで何回か書いてきた通り、今、このブログを打つのに使っているノートパソコンは2012年に購入したものだ。家電量販店での出来事に、親としての器量を考えさせられたで「さすがにWindows 11へは移行できるのか、若干の不安がある。」と書いたが、予想通り、はやりWindows 11への移行は無理なようで、Windows updateの表示も「追加検証を行っています」から、いつのまにか「Windows11を実行するための最小要件を満たしていません」に変わっている。

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Microsoftの発表では、Windows 10のサポートは2025年10月14日までとのことだから、少なくともあと3年は使えそうだが、その後は新しいパソコンに買い替える必要がありそうだ。

パソコン買い換えの費用は仕方ないとして、最近感じるのは、Windowsを使い続けるために必要となる“諸経費”の多さだ。まず、アンチウィルスソフト。ウイルスバスターの3年版を使っていたのだが、ちょうど今年の3月が更新のタイミングだった。発売元のトレンドマイクロからは、数か月前から更新を促すメールはおろか、物理的なダイレクトメール(郵便物)も、ジャンジャン送られてくる。しかし、実は更新するより新しいシリアル番号を購入したほうがお安いのは皆さんもご承知の通り。

それでも1万円弱の出費である。

さらに痛いのはOfficeにかかる費用。今使っているノートパソコンに元々インストールされていたのはOffice 2010。こちらは2020年10月にすべてのサポートが終了した。仕方なく購入したのはMicrosoft 365。費用は年間13,000円弱。要は"サブスク"である。仕事で使うのであればともかく、自宅用のパソコンにそこまで必要かとも思うが、なければないで、何かと不便だ。互換ソフトという選択肢もあるが、イマイチ信用度に欠ける気がして、食指が伸びない。

そんなことをつらつら考えながら、ふと降りてきたアイデアは、“Chromebookはどうだろう?”だ。Chromebookといえば、出始めの頃はGoogleも売る気があるのかないのか、プロモーションをかけている様子もなく、その名前を聞くこともほとんどなかったが、最近はテレビコマーシャルでも見かけるようになった。ちょっと調べてみると、ウイルス対策も不要で、ワープロソフト(Google ドキュメント)や表計算ソフト(Googleスプレッドシート)も最初からインストール済み、Word、Excelとの互換性も、完全というわけではもちろんないが、8割方はOKらしい。バリバリ現役であればいざ知らず、還暦越えの自分にはこれで十分と思えてきた。

その一方で、一遍にWindowsから乗り換えてしまうのもリスクがあるような気がする。以前パソコンの起動音とピクサー映画で書いた通り、その昔は生粋のMac派だった。

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その自分がWindowsに宗旨替えした際には、勤めている会社では、すでにWindowsを使っていたから使い方で困ったりすることもなかったが、Chromebookは全くの未体験だ(スマホも使っていないから、Androidすら触ったことがない)。さて、どうしたものか。そこで思いついたのが、(“タブレット”で暫く使ってみるか。)2年前に、愛用していたASUSのTransbook T100TAの液晶画面を割ってしまって以来、タブレットにはご無沙汰だった。コロナのせいでずっと“巣籠もり”だったこともあり、特に不便も感じなかったのだが、最近、とある理由で(タブレットがあったら)と思っていたのだった。

そうと決まれば仕事は速い。ネットであれやこれやと情報収集し、見つけたのはASUS Chromebook Detachable CZ1。

プライスは3万円弱。Transbook T100TAは4万円弱だったと記憶しているから、それよりもかなりお安い。早速ポチって、自宅に届いたのは3日前だ。

未だ数日しか使っていないので、いいとか悪いとかの評価はこれからだ。だた、メーカーがTransbookと同じASUSということもあり、“佇まい”が何となくTransbookに似ている。暫く触ってみて、“これなら使える”となれば、3年後のWindows 10のサポート終了を待たずに、今度はWindowsからGoogleに宗旨替えということになりそうだ。

財務3表図解分析法の「PLとBSの作図方法」をExcelのピボットテーブルで

ここ最近、身の回りの小ネタが続いたので、久しぶりに書評&ビジネスの話も。

國貞克則氏の財務3表シリーズは、言わずと知れた会計学習のベストセラーだ。自分の書棚にも2007年に発行された旧版の財務3表一体理解法が並んでいるが、初めて読んだ時の感想は、まさに目から鱗、それまで、それこそ泊りがけの社員研修で散々教わってきたにもかかわらず、まるで理解できていなかった会計の仕組みがウソのように頭にスムーズに入ってきたのだった。本書はその後増補改訂版の他、図解分析法や実践活用法といった派生版(?)を経て、現在は昨年2月に出版された【新版】財務3表図解分析法と[発展編]、そして【新版】財務3表図解分析法の3冊に集約されている。2007年発行の旧版を基準に考えれば、その内容が3分割されたことになるが、その分、内容は詳しく、また、著者自身も言っている通り、文字も大きくなった。

 

 

特に「図解分析法」は、旧版ではほとんど触れられていなかったPL(損益計算書)とBS(貸借対照表)の作図について詳しく説明されている。201頁からは「PLとBSの作図方法」という章をたてて、著者自身のWebsiteから作図用のExcelファイルをダウンロードして、作図することを薦めている。正に至れり尽くせり、有難いことなのだが、件のExcelファイルというのは、実は作図用の“枠”で、その枠に手書きで図を書きなさいとのこと。

う~ん、最近、手元が見えにくくなった(歳のせいで、多分)こともあり、財務諸表に記載された数字から、枠の目盛りを読み取って手で線を引くというのは、かなり骨が折れそうな気がする。どうしたものかと考えていたのだが、(待てよ、Excelのピボットテーブルで、できそうな気が…)、ということで、ゴールデンウィークで時間が余っていることもあり、早速やってみました。

まず、データを入力するセルを作成。

“NA”と入力されているグレーのセルはデータ入力は不要、また、黄色のセルはその右側に記載してある計算式が入力されてます。

これに実際にデータを入れてみた。元データは、【新版】財務3表図解分析法の103頁で紹介されているキリンホールディングスの2019年のものだ。

点線で囲まれているのは、ピボットテーブルのデータソースの範囲です。

次は、ピボットテーブルのフィールドだが、以下のように設定する。

出来たテーブルがこちら。

ちょっと横長で見にくいが、グラフを“作図”するのが目的なので、そこはあまり気にしない。

で、いよいよ最終工程のグラフ作成。グラフの種類は“積み上げ縦棒”を指定して完成だ。

本書の103頁で紹介されているグラフと、ほぼほぼ同じものが出来上がった。

売上高のグラフ部分の数字は下の項目から足し重ねる必要があったり、IBMが自社株買いをして純資産が下に突き抜けたときは対応できなかったり、“本家”と比べれば随分と簡易版ではあるが、オヤジが目を凝らしてグラフの線を手書きする手間を考えればこれで十分、暫く使ってみようと思う。

ウスターソース

我が家の食卓にウスターソースが“帰って”きたのは半年ぐらい前だろうか?毎朝カミさんが用意してくれる朝食は、平日は和食と決まっていて、ご飯とみそ汁の他、おかずは、“焼魚”、“しらす納豆”、“目玉焼き”のローテーション。このパターンは、コロナ禍になるずっと以前から、多分5年以上は続いていると思う。“目玉焼き”は黄身の部分は半熟で、その部分を白身から切り離し、ご飯の上に乗っけて、さらに醤油をかけて“なんちゃって卵ご飯”で食べるのが習慣化していたのだが、ある日、突然急に“目玉焼きは、ご飯とは別に、ウスターソースで食べたい”と思ったのだった。

なんでそんなことを思ったのか、きっかけも何もなく、突然“降りて”きたのだが、目玉焼きをソースで食べたことがないかというとそんなことはない。遥か昔、今から50年ほど前の、まだ自分が子供の頃、母親が、やはり朝食で作ってくれた目玉焼きには、ソースをかけて食べるのは普通だった。

その頃、我が家では「ウスターソース」が定番だった、というか、「ソース」といえば、それ一本、世の中に“中濃”や、はたまた“とんかつソース”などというものが存在するとは、思いも寄らぬことだった。そんな昭和30~40年代の庶民の食卓では、ウスターソースは大活躍で、揚げ物、フライの類はもちろんのこと、自分の父親などは、カレーライスにもソースをかけていた。若い人たちの中には「そんなバカな」と思う方もおられようが、その頃は“カレーにソース”派は結構いて、近所の食堂でも見かけることが少なくなかったような。残念ながら自分は試したことがなかったが、かけている本人は、その味に満足しているふうだった。

そんな“定番”と別れを告げたのは、大学に入って一人暮らしを始めた時だ。貧乏学生の自分は、当然“自炊派”で、食費も切り詰められるだけ切り詰めた。大学授業料と“井戸塀”で、「バイトを選ぶ基準は、時給の高低よりも“賄い”があるかどうかの方が優先度が高かった」と書いた通り、自炊する回数自体も出来るだけ減らしたいと思っていたから、自炊の為に購入する食材や調味料も必要最低限、そんな中で、“ウスターソース”は残念ながら「必要最低限な食材リスト」からは漏れてしまったのだった。

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ウスターソース”とのお別れのきっかけとなった自炊生活は、その後、結婚するまで、約9年間続くこととなる。結婚して、食事はカミさんが作ってくれることになって、晴れてソースとの再会となったわけだが、カミさんが食卓にそろえたのはウスターソースではなく、中濃ソースだった。“中濃”は、ウスターに比べてなんとなく“本格風”というか、味わいが濃厚(中“濃”なのだから当たり前だ)な分、味も良いように思え、以降、結婚30数周年の今に至るまで、我が家では中濃の“治世”が続いていたのだった。

それが、ある日、突然、“降って”きたものだから、カミさんに話しても、「そんなこと、急に言われてもないわよ」というわけで、ウスターソースを調達することに。ネットスーパーに垣間見えた企業カラーでもご登場頂いた西友のネットスーパーでポチり、ほどなく自宅に届いた。

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メーカーはカゴメ

早速、三日に一度訪れる“目玉焼きの日”に使ってみると、昔の記憶が蘇った。味も、今の自分には中濃ソースよりも好みだ。その後は、朝食のみならず、夕食のおかずがコロッケ等の揚げ物の時も大活躍だ。中濃ソースのときは気が付かなったのだが、ウスターソースを使い始めると、以前、コロッケの味と思っていたのが、実は中濃ソースの味そのものだったと気付いた。要は味が濃すぎるのだ。そんなことを思い始めると、中濃ソースのみならず、トマトケチャップの出番も次第に減るように。こちらもかければ皆ケチャップ味になってしまう気がして、なんとなく控えるようになった。最近のアラ還世代は以前に比べて若いなどとも言われているようだが、何のことはない、体は自然とあっさりしたものを求めるようになっているのだ、と思うのだった。

ジャンクメールが地球を暖めている

一昨日、4月22日は“アースデイ”。日本ではあまりメジャーではないようで、当日の朝刊でもほとんど触れられていない。一方、海外ではそこそこビッグイベントのようで、自分が勤める会社のHQからは、あれやこれや関連するメールが送られてきた。中には、“アースデーのイベントに参加した写真を送れ”なんていうのもあって、(そんなイベントは、ウチの近所じゃやってないよ)などとも思ったりするのだが、要は家族と電気を消して過ごしているスナップショットのようなものでOKとのこと、“前回はこんな感じでした”という写真も添付されている。北米、ヨーロッパからだけでなく、アジアの社員が、ろうそくの火で家族と食事をとっている様子もあった。

そんなメールをつらつら見ながら、見つけたのは、以下の文章。

Each UK adults sending 1 less Thank you mail a day, would save 16,433 tonnes of carbon a year which is equivalent to 81,152 one way flights from London to Madrid.

グーグルさんに訳してもらうと以下の通り。

英国の成人が送るサンキューメールを一日1通減らすと、年間16,433トンの炭素が節約されます。これは、ロンドンからマドリードへの片道のフライト81,152回分に相当します。

(出典: OVO Energy

おいおい、こりゃ、ただ事じゃないですよ。そもそもメールを減らすとCO2削減になる、逆に言うとメールを出すことがCO2の排出、要は地球温暖化につながっているなんて、思いも寄らなかったというのは、自分だけじゃないんじゃなかろうか。少なくとも、ネットでちょっと買い物したり、或いは何かのメンバーになった途端にバカスカ宣伝メールを送ってくる会社の皆さんは、まさかこんな事実を知ったうえで、やっているとも思えない。

そんな会社の中には“わが社はSDGsに積極的に取り組んでいます”というアピールに余念のないところも少なくないが、ホントにSDGsにまじめに取り組んでいるというなら、まずは顧客にジャンクメールを送り付けてくるのをやめるべきだろう。

昨日も、頼んでもいないのに「【PR】ひざ関節が気になる方、モニター募集」というメールが届いた。ちょっと調べてみると、しばらく前から同じ送り主から、週に何通もいろんな“PR”メールが送られてきている。「アラカンならひざも痛いんじゃないの?」と慮ってくれているのかもしれないが、大きなお世話、自分のことは自分で考えます、ということで、早速メールの下の方にある“メール配信の停止手続きはこちら” のリンクをクリックする。すると、今度はID、パスワードはおろか、本人確認のためにクレジットカードの有効期限も入力し直せ、との指示が。地球温暖化に直結する無駄メールを勝手に送り付けておいて、配信停止にそこまで要求するか?(話は逸れるが、ちょっと前にテレビでバカリズム原案ショートショートドラマ「ノンレムの窓」というのがやっていて、その第2話「解約ゲーム」で、有料動画サイトをなかなか解約できないという話があったが、まさにそれを地でいく状況だ。)

「メールはタダ」と思って、顧客リストに載っているメールアドレスに何でもかんでもメールを送り付けているいろんな会社さん、御社が地球環境に与えている負荷は「英国の成人が送るサンキューメール一日1通」どころの話ではないことを、是非胸に刻んでほしいものです。

Amazonからヨドバシ

昨日の朝刊、社会面を見ると「アマゾンの賠償責任認めず」の文字が目に留まった。アマゾンで購入したモバイルバッテリーからの出火で自宅が火事になった男性が、アマゾンに損害賠償を求めたが、東京地裁は請求を棄却したとのこと。

タイトルだけ見ると、東京地裁の判決は原告に厳しいようにも感じたが、よくよく記事を読んでみると、件の品は中国メーカーがマーケットプレイスに通じて「出品」していた製品とのこと。これでは、東京地裁の判断もまあアリか、とも感じた。要は、アマゾンは取引の“場”を提供しているだけ、何かあったら売り手と買い手の間で解決して、ということなのだろう。

Amazonは自分も良く利用する。シンプルに、「安くて便利」というのがその理由だが、一方でそれなりのリスクがあることを“身をもって”感じたことも一度や二度ではない。品物が届かなかったり、届いても「使用期限ぎりぎり」だったり。品物が来ないときは、出品者に問い合わせて、多くの場合は何らかの対応をしてもらえるが、そもそもそんなことで気を揉むくらいなら、多少高くても他のサイトで頼めばよかったと正直思う。「使用期限ぎりぎり」の場合は、「期限内に使ってしまえばいい」と思い直して、自分を納得させるしかない。

こんなわけで、近頃はAmazon一辺倒から、「Amazonでなくても手に入るなら、Amazon以外のサイトで買う」というふうに、自分の行動パターンが変化してきたように思う。で、“Amazon以外のサイト” だが、自分の場合は、ヨドバシ.comを使うことが多い。その名の通り、ヨドバシカメラの通販サイトだ。

先日もカミさんから、キッチンで以前から使っている浄水器のカートリッジを調達するよう「指令」があったので、Amazonで見てみると、値段は四千五百円ほど。一方、ヨドバシでは五千円ほどだった。送料はどちらも無料。五百円差をどう考えるかだが、実はポイント付与の割合が大違い。Amazonは1%。ヨドバシは何と10%だ。Amazonでは45ポイントだが、ヨドバシでは500ポイントだ。こうなってくると、価格差はほとんどないと言っていい。結果、ヨドバシでポチることとなった。

先ほど、「送料はどちらも無料」も書いたが、Amazonの場合は、通常は二千円以上でないと無料にならない。一方、ヨドバシは値段に関係なく全て無料だ。200円弱のノート一冊でも無料。「ヨドバシ、大丈夫か?」と心配になるほどだ。さらに在庫切れ以外の商品は、よほど遅い時間に注文しない限り翌日には届く。自分の住むエリアは、配達業者は郵便局のようで、ほとんどが「ゆうパック」での配達だ。Amazonも悪くはないが、何でもかんでも「黒船」に市場を押さえられてしまうというのもどうなのか。ヨドバシ&郵便局という“日本チーム”にも頑張ってほしいと思ったりするのだった。

「捨て」なくてもミニマリスト

ガラホから離れられない理由(侮れない工業デザイン-2)で紹介したPunkt. MP02。

Amazonのページには“集中力を取り戻す携帯電話 SIMフリー 4G LTE ミニマリスト”とある。

この“ミニマリスト”の文字、結構いろいろなところで目にする。はてなブログを見ても、ライフスタイルの項目辺りに、必ず一つや二つの記事を見つけることが出来る。ちょっとググってみると「衣食住について必要最小限の物で生活をするライフスタイルを実践している人」をミニマリストと言うらしい。自分がミニマリストかどうといえば、別に“必要最小限”を目指しているわけでもない。ただ、本当に気に入ったものを長く使いたいとは思っているので、結果、持ち物が少ないというのはある。

ちょっと前は、持ち物を減らすことがもてはやされ、関連本もいろいろあったが、最近は、その反動からか、「捨てない生きかた」というタイトルの本がAmazonのベストセラー一位になっていたりする(カテゴリーが“親鸞”というのもどうかと思うが…)。

ただ、自分の場合は、そもそも必要なものしか持っていないので、何か捨ててしまえばそれなりに支障も出る。おのずと「捨てない生きかた」にならざるを得ない。

例えばボールペン。納戸で眠っていたスピーカーでYouTubeを鳴らすで「在宅勤務が続く中で、仕事部屋代わりに使っているのは、今は独立した息子が以前使っていた、所謂“子供部屋”」と書いたが、息子が残していった学習机の上のペン立てには、似たような黒のボールペンが何本も刺さっている。

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息子のものなので、勝手に捨てるわけにもいかず、そのままにしているが、それらを使うことはない。自分が、もう随分前から使っているのは、ステッドラーの多機能ペン、これ一本だ。

特別高級なわけでもなんでもないが、持った時のバランスや、サイズ感が自分好みだ。Amazonの購入履歴を見ると、購入したのは、10年以上前。その後、インクが切れればリフィルを買い、ずっと使い続けている。お気に入りのリフィルはブルー。

以前は、蛍光オレンジのリフィルもあったが、随分前から手に入らなくなっている。実はリフィルはジェットストリームの替え芯も使えるのだが、自分は、ステッドラーオリジナルの方が好みだ。

こんなわけで、これを「捨て」たら、仕事で使う筆記用具がなくなってしまう。捨てずともおのずと「必要最小限」、ミニマリストの一丁上がりである。

ガラホから離れられない理由(侮れない工業デザイン-2)

2年縛り、まだあるってよ。で、「キャリア変更に具体的に動くことに。」と書いてからおよそ1年。実は未だにガラホを使っている。キャリアもauのままだ。

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別に、今使っているガラホにこだわりがある訳でもない。“これは”というものが出てくれば、さっさと買い替えたいと思っているのだが、残念ながら、自分の物欲を刺激する、というか食指が動くものがないのだ。

候補がまるでないと言えば、そうでもない。例えば、Punkt. MP02。

必要十分な機能で、デザインも自分好みだ。しかし、プライスを見ると、腰が引ける。残念ながら自分の価値観では、この商品にこれだけの投資をする理由を見出すことはできない。そもそも今使っているGratinaと比較して、機能は同等、というか、Gratinaの方が高機能でしょ!

一方、デザインは、Gratinaよりは、自分好みかな。そもそも自分の“好み”のデザインとはどんなものか。言葉で表すのは難しいが、他に気に入っているデザインを思い浮かべてみると、例えば、こんなものがある。

このソニーのラジオ、実は2台持っている。Amazonの購入履歴を見てみると、最初に手に入れたのは2013年、価格は千五百円ほどだった。2台目は2018年で、この時は三千円半ばのプライスタグが付いていた。さすがに(5年で2倍の価格になるかぁ?)と思わないでもなかったが、それでも、まあ許容範囲に思われた。で、今はというと六千円弱。さすがにこれは高すぎでしょ。多分、すでに生産終了になってしまった故、プレミアが付いているように思うが、要は、このラジオにこれだけ払ってもいいという消費者がいるということだ。ソニーさんも、復刻を検討してみては如何でしょうか、というか、こういうデザイン、コンセプトの商品を消費者が求めている一方で、最近のソニー、というか日本のメーカー全般が、消費者が求めているものを見失っているのでないか。

先に紹介したPunkt. MP02も、本当ならソニーあたりが同様のコンセプトの商品を出してくれれば(もちろん、より低価格で)、それなりの需要が喚起できるのでは?。少なくとも自分は購入をまじめに検討します。

実は、Rakuten Miniにもかなり惹かれたのだが、あちらは、あっという間に廃番になってしまった。キャリアは問わないので、どこか、よさげな端末を出してくれないだろうか。