アラ還オヤジの備忘録

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やってしまった。


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8月8日に“お久しぶりです、8割おじさん”と題したブログを投稿した。その中で紹介したのは、西村秀一氏の新著、『新型コロナ「正しく恐れる」Ⅱ 問題の本質は何か』

と、同氏が昨年出版した『新型コロナ「正しく恐れる」』。

この時点で既にピンと来たかたもおられると思うが、著者の西村秀一氏のことを、「8割おじさん」こと京都大学の西浦博教授と、完全に勘違いしてしまったのだ。

ブログに書いた通り、8月7日付新聞朝刊の書評欄に西村氏の著書が紹介されていた。それを見た瞬間、どうしたわけか、「あの“8割おじさん”の著書」と認識してしまったのだ。一度そういう“モード”なってしまうと恐ろしいもので、今にして思えば、何回か頭に“?”が飛ぶべき情報に遭遇しても後戻りできない。例えば、西村氏の肩書は国立病院機構仙台医療センター臨床研究部ウイルスセンター長で、著者紹介でもそのように記載されていることは自分も確認していた。一方、西浦氏が京都大学所属であることも自分は知っており、本来であればこの時点で、何か“おかしい”ことに気付くべきだった。 “ニシムラ”と“ニシウラ”で、カタカナにすれば一字違い、語感も似ていると言えば言えなくもないが、それが間違いに気付かない理由にもならない。完全な思い込みである。

そんなわけで、ほどなくブログを書き上げ、そのまま投稿してしまったわけだが、“異常”に気が付いたのは、投稿翌日夜のテレビのニュース番組を見ていた時だ。コロナ関連の報道で西浦博氏の姿を拝見した時、画面に氏の名前が映し出された。その時、(自分がタイプした文字と“字面(じづら)”が違う…)と感じたのだ。そのあと、すぐに確認すればよかったのだが、(明日確認すればいいか)などと呑気に考え、その晩はそのまま床に就いてしまった。

さて、翌朝、Gmailの新着を見てみると、Google フォームからの着信で、“「お問い合わせフォーム」に新しい回答があります。”とのタイトルが。この時の心境は正に “背筋が凍る”そのものだった。案の定、お問い合わせフォームに届いていたのは、「8割おじさんは西村さんではなく西浦さん。人違いです。」とのご指摘だった。“後悔先立たず”とは正にこのことで、昨晩確認しておけばなどと思っても後の祭り、できればすぐに訂正ブログを投稿したかったが、連休明けの週明けで、朝から電話会議の予定が詰まっており、時間に余裕がない。とにかく、まずは間違った投稿を削除したのだった。

それにしても自分のお粗末さに恥じ入るばかりだ。また、ご指摘下さった方には感謝しかありません。

今にして思えば、ブログそのものも大したことが書かれていなかった。書評に

スーパーコンピューターの富岳が飛沫(ひまつ)の拡散範囲を計算していたが、「隣の席からの飛沫がいちばん近くて多いという、わざわざお金をかけてコンピューターを使わなくても常識でわかることを見せて」いる。思わずふき出してしまった。”

とあったのを引用して、自分の過去のブログ(“第三波”とスーパーコンピュータ)でも、

「正直に言うと、『あれをスパコンで計算する必要があるのかなぁ』とも思う。咳をすれば飛沫が飛ぶのは当たり前、詳細まではわからなくとも、向かいの家に住むおばあさんに富岳と同じ質問をしても、似たような答えを聞けそうだ。』

と書いていたのを紹介した。

sugo-mane.hatenablog.com

このブログを書いた昨年11月から、状況が変わらないどころか、どんどん悪化していることに、官僚、政府の無為無策を嘆いたのだったが、要は、やる気も能力も無い与党には解散・総選挙に打って出てもらって、とっとと政権交代してしまえと言いたかっただけのことだ。

それにしても、今回の件では肝を冷やした。と同時に、自分にとってはいい薬になったと思うのだった。