アラ還オヤジの備忘録

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投票に行ってブランディングを思う


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今日は衆院選挙投票日。先ほど投票を済ませてきた。地元の自治体広報からは「午後が比較的すいています」とのツイートがあったので、カミさんにその旨報告すると、「午後は雨が降りそうだから、とっとと行ってきちゃいましょう」とのことで、広報が「最も混んでいる時間帯」として、データまで示して紹介していた午前10時から11時の時間帯に投票所へ。案の定、これまでに見たことのない行例が、投票所となっている地元の小学校の体育館の入り口から100メートルはあろうかという長さで続いていた。

ピークタイムということもあるが、この街に引っ越してきてから、今年で14年になろうとするなかで、こんな光景はかつて見たことがなかった。「これまで投票に来なかった人が、さすがに今回は来ているのよ。」というカミさんの解説もなんとなく頷ける。

それでも5分も並べば、自分たちの順番になり、まずは小選挙区、その後、比例代表と裁判官国民審査の順番で、ほどなく投票を済ませた。どこの政党に投票したのか、特に話す必要もなかろうが、以前、合流新党と原子力研究で説明した通り、自分の場合は、今回の選挙で候補者・政党を選ぶ基準は「原発ゼロ」だ。“できない理由”を捏ね繰り回すだけの候補者・政党には用はない。

sugo-mane.hatenablog.com

さて、そんなわけで既に投票を済ませてきたのだが、一つ、気になることが。比例代表の投票をしようとして、投票用紙に記入するブースの前に貼られている政党名一覧を見ると、それぞれの政党名の下に、「略称」が記載されている。数日前の新聞にも載っていたので、わかってはいたのだが、国民民主党立憲民主党の略称が、どちらも「民主党」となっている。これでは、どちらの党の支持者も、党名を「フルネーム」で書かざるを得ないだろう。「国民民主党」はまだいいが、お気の毒なのは「立憲民主党」の支持者の皆さんだ。「憲」などという日頃はめったにお目にかからない漢字を書くのは、結構面倒くさい、というか、漢字が間違っていて、無効票になっていたらどうしよう、などと心配してしまう向きも無きにしもあらずではないか。そうこうしているうちに、ふと横を見ると、略称欄に「れいわ」の文字が。「え~い、漢字で書かなくて済むなら、こっちにしておけ!」と、ついつい立憲かられいわに支持政党を変えてしまった人が絶対いないと、誰が断言できようか。

そんなどうでもよいことを考えながら、ふと思い出したのは、「パーソナルブランディング」(ピーター・モントヤ 著)。

タイトル通り、「パーソナル」なブランディングの指南書だ。組織体(企業や政党)向けのものではないが、ブランディングに関する基本的は考え方を学ぶ上で、非常に示唆に富む内容になっている。立憲民主党の「民主党」という略称も、ブランディングという観点からすれば、0点どころかマイナス100点と思えてくる。そもそも立憲民主党の中に「ブランディング」を司る担当部署・責任者がいるのか、いないのか。政策はもちろん大事だが、自分たちが「何者なのか」を伝える努力を怠っているように見えるのは私だけだろうか。多くの選挙民からは「政府与党に反対する党」としか見えていないであろう「野党第一党」が、そこそこブランディングに気を配っているように見える維新やれいわと比較して、どのような勢力分布になるのか、興味あるところだ。

そもそも、政治家の皆さんは、所属政党のメンバーという前に、一政治家ということを考えれば、個人事業主のようなものではないか。だとすれば、「パーソナルブランディング」は避けては通れない課題だろう。Amazonを見てみると、自分が購入した時の2倍以上のプライシングがされているのに驚いたが、ご一読されては如何でしょう。