アラ還オヤジの備忘録

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モデルナワクチン追加接種後の副作用データ(国内)は?


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今朝の朝刊。北京冬季五輪メダル第一号の記事と並んで、コロナワクチン3回目接種が進んでいないという記事が1面に。さらに3面には「モデルナ敬遠 不安解消に躍起」の小見出しが。それを読んで(それはそうだろう)と思ったのは私だけではあるまい。

職域接種で2回目の接種を受けたのは昨年の8月半ば。それから6ヶ月経過を満たさない自分には、地元の自治体は未だ接種券すら送ってこない。しかし、接種券が届いたからと言って、すぐに接種予約をするかと聞かれれば、「ファイザー製ならまだしも、モデルナ製ならちょっと…。」というのが正直なところだ。

コロナワクチン2回目接種後の副反応、聞いてました?で書いた通り、自分の場合、モデルナワクチン2回目接種後の副反応は“なかなか”のものだった。

sugo-mane.hatenablog.com

さらに大変だったのはカミさんで、熱も38度を超えた。そんなカミさんは「モデルナワクチンなら、3回目は絶対受けたくない」の一点張りである。

そんなことを思いながら記事を読み進めていくと、発熱の副作用発現率についての記載が。2回目は15.5%で、追加接種が6.6%とある。はあ? いずれも海外のデータで、15.5%というのは海外第Ⅲ相試験において口腔内体温が38℃以上という区分だということは、以前のブログで書いた通りだ。しかし、これもブログに書いた通り、国内第Ⅰ/Ⅱ相試験での発熱副作用発現率は40.1% (こちらも口腔内体温が38℃以上)で、治験データからしても、日本人で発熱の頻度が高いのは明白、さらに、当時(昨年8月)厚生労働省のホームページで紹介されていた自衛官を対象とした調査データでは、発熱(37.5℃以上)が78.4%で、39%が病休を必要としたとあるのだ。このような日本人を対象としたデータがあるにもかかわらず、海外のデータを引用しておしまいというのは、日本の新聞社も随分といい加減なものだ。2回目の副作用の、国内外の発生頻度の違いを考えれば、追加接種後の副作用発生率が6.6%などと、どうして信じられようか。誰かに言われて、わざと低い数値を出しているのでは、と勘繰りたくもなる。

モデルナワクチン追加接種後の国内データがないかとググってみたが、最新の添付文書や、追加接種にかかる審査結果報告書にも記載はなかった。

厚生労働省のホームページには「調査の概要:追加接種(3回目接種)」のリンクもある。

www.mhlw.go.jp

クリックしてみたが、残念ながら、記載されていたのは予定されている調査の概要のみだった。中間データでもいいので、早く結果が見たいものだ。