ガラホから離れられない理由(侮れない工業デザイン-2)で紹介したPunkt. MP02。
Amazonのページには“集中力を取り戻す携帯電話 SIMフリー 4G LTE ミニマリスト”とある。
この“ミニマリスト”の文字、結構いろいろなところで目にする。はてなブログを見ても、ライフスタイルの項目辺りに、必ず一つや二つの記事を見つけることが出来る。ちょっとググってみると「衣食住について必要最小限の物で生活をするライフスタイルを実践している人」をミニマリストと言うらしい。自分がミニマリストかどうといえば、別に“必要最小限”を目指しているわけでもない。ただ、本当に気に入ったものを長く使いたいとは思っているので、結果、持ち物が少ないというのはある。
ちょっと前は、持ち物を減らすことがもてはやされ、関連本もいろいろあったが、最近は、その反動からか、「捨てない生きかた」というタイトルの本がAmazonのベストセラー一位になっていたりする(カテゴリーが“親鸞”というのもどうかと思うが…)。
ただ、自分の場合は、そもそも必要なものしか持っていないので、何か捨ててしまえばそれなりに支障も出る。おのずと「捨てない生きかた」にならざるを得ない。
例えばボールペン。納戸で眠っていたスピーカーでYouTubeを鳴らすで「在宅勤務が続く中で、仕事部屋代わりに使っているのは、今は独立した息子が以前使っていた、所謂“子供部屋”」と書いたが、息子が残していった学習机の上のペン立てには、似たような黒のボールペンが何本も刺さっている。
息子のものなので、勝手に捨てるわけにもいかず、そのままにしているが、それらを使うことはない。自分が、もう随分前から使っているのは、ステッドラーの多機能ペン、これ一本だ。
特別高級なわけでもなんでもないが、持った時のバランスや、サイズ感が自分好みだ。Amazonの購入履歴を見ると、購入したのは、10年以上前。その後、インクが切れればリフィルを買い、ずっと使い続けている。お気に入りのリフィルはブルー。
以前は、蛍光オレンジのリフィルもあったが、随分前から手に入らなくなっている。実はリフィルはジェットストリームの替え芯も使えるのだが、自分は、ステッドラーオリジナルの方が好みだ。
こんなわけで、これを「捨て」たら、仕事で使う筆記用具がなくなってしまう。捨てずともおのずと「必要最小限」、ミニマリストの一丁上がりである。