ChromebookのSkypeで坊さんのお経を聞くで、ChromebookでSkype for Webを使ってリモートで法事に参加したと書いたのはおよそ2年程前のこと。
「アプリを使わなくてもChromeブラウザで出来るのであれば、アプリは使わないほうがいい」という考え方は今も変わらず、できればSkypeもWeb版を使い続けたかったのだが、ちょっと状況が変わってきた。
ことの発端はWindows 365のサブスクやめましたで書いた通り昨年11月にWeb版のWindows 365に切り替えたこと。
「Chromebook上のワープロソフト(Google ドキュメント)や表計算ソフト(Googleスプレッドシート)で事足りる」、そして「、いざとなったらWeb版のWindows 365を使えば、それまでWordやExcelで作成した文書をそのまま開くことも可能」なのは今も変わらず。それがどうしてSkypeアプリのインストールに繋がるのか。まず、自分のSkypeのアカウントはoutlook.comでなはなくgmail.com。一体いつSkypeのアカウントを作成したのか記憶にないほど遥か昔のことで、少なくともSkype社がMicrosoftに買収される以前のことだ。一方、Web版のWindows 365にアクセスするときはoutlook.comのアカウントを使う。因みにWeb版Skypeは、今はWeb版のWindows 365に組み込まれている。これで何が起きるのか。まず、Web版Skypeにgmail.comのアカウントを使ってログインしたとする。このときWeb版のWindows 365全体にgmail.comのアカウントでログインしたと認識されるので、ExcelやWord、はたまたOutlookメールに至るまで、全てgmail.comのアカウントの履歴が表示される。しかし、これらを使って見たいものがあるのはgmail.comでなくてoutlook.comの方。仕方ないので、一旦ログアウトして、outlook.comのアカウントでログインし直さなければならない。
こうして文章化すると大した労力には聞こえないかもしれないが、自分的には結構面倒くさい。何とかならないか、と考えて出した結論がタイトル通り、“ChromebookにSkypeアプリをインストール”だ。これでSkypeにログインしてもWeb版のWindows 365の方はoutlook.comでログインされたままだ。
因みに、参考までに書くと、outlook.comでログインするとWeb版Skypeは使用不可。使いたければ有料版を購入するよう促される。なぜgmail.comで使えてoutlook.comで使えないのか、Microsoftさんの営業姿勢が垣間見えて興味深い。
さて、ここからはSkypeアプリの話。Skypeと言えば、Skype for BusinessはすでにTeamsに取って代わられ影も形もないが、”個人向け”Skypeは、今しばらくは提供され続けるらしい。ChromebookにインストールするのはAndroid版。Google Play Storeからダウンロードすればそのままインストールまで進む。Android版と言っても画面サイズはタブレットに最適化されるので見た目の違和感も全くない。使った感じもWeb版そのままで、めでたく移行完了だ。
と言っても、”個人向け”Skypeもいつまで使えるかはわからない。Microsoftのことだから、突然来月から課金しますなどと言うことがないとも限らない。ぼちぼちGoogle Meetも使い始めるかなどと思ったりするのだった。