アラ還オヤジの備忘録

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Chromebookのメール設定で難儀する(特にOutlook)


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Chromebookタブレットでピアノレッスンで、“Chromebookのセッティングにそれなりの時間がかかった”と書いた。

sugo-mane.hatenablog.com

まあ、細かいことはいろいろあるが、とにかく難儀したのはメールの設定だった。

Chromebookを立ち上げると、まずは“アプリリスト”なるものが画面上に現れる。買ったばかりであれば、自分では何もインストールしていないからデフォルトのままだ。その中には当然のように“Gmail”というアイコンもあり、クリックすればアプリが起動する。メールアカウント毎にパスワードやらを入力すればメールが受信できる。まあ、ここまでは特に問題なく進めるのだが、実際使い始めてみると、こいつがとんでもないポンコツであることが露呈する。

例えば他の方も指摘しているが、web版のGmailでは当たり前のように付いている“すべて既読にする”という機能がアプリ版にはない。まあ、この辺りは、“仕様”と言われればそれはそれで仕方ないと思う。が、しかし、受信したメールに返信しようとして返信ボタンをクリックすると、出てくるのが“返信”でなくて“新規メール作成”というのは、あきらかに欠陥ではないか。車でいえば、シフトをDレンジに入れたのに、実際には“R”につながってしまっているようなものだ。とてもじゃないが信用できないレベルで、この時点でプレインストールされたGmailアプリの使用は断念した。

では、どうするか。サードパーティーから提供されているアプリを使ってもいいが、そもそもChromebookを使ってみようと思った発端が“ウイルス対策も不要”ということで、その観点からすると、不用意にサードパーティーアプリのインストールはしたくない。というわけで辿りついた結論は、“ブラウザ(Chrome)でGmailを使う”ということに。

すでにいろいろな方が説明されている通り、ブラウザでGmailを使うからと言って、Gmail以外のメールアカウントが見られないかというとそんなことはない。Gmailを立ち上げて右上にある歯車マーク(設定)をクリックして、“すべての設定を表示”を選択すると、“全般”、“ラベル”、“受信トレイ”とあり、その次に出てくる“アカウントとインポート”を選択すると、“他のアカウントのメールを確認”という項目がある。そこにある“メールアカウントを追加する”をクリックすれば、あとは指示通りに選択するだけだ。(“指示通りに選択”と書いたが、メールアカウント毎に、POPサーバー名やPOPポートの番号は違うので、こちらは使用しているメールアカウントを提供している会社のWebsite等で、事前に調べておく必要がある。)

Gmailで複数のアカウントを使う上で、それらのメールを別々に管理するために“ラベル”機能を使うことは、こちらもすでにいろいろな方が説明している。使うのが結構難しそうな機能だが、自分の場合は、“メールアカウントを追加する”をクリックしたあと、設定を進めていくうえで途中に出てくるラベル設定についての項目で、自分が使いたいラベルの名称を入力して、受信したメールにそのラベル名を付けるように選択したら、あとは特に何もせずに受信したメールがラベル毎に振り分けられていた。

と、ここまで読まれると(なんだ、簡単じゃないの)と思われるかもしれない。確かにそうなのだが、敢えて言わせてもらえば、“Outlook以外のメールアカウントは簡単”となる。

ここからは、自分の経験談なので、再現性があるかどうかは、ちょっとわからないのだが、まず、先ほど説明した“メールアカウントを追加する”をクリックして、outlook.comのメールアドレスを入れると、“Gmailify”なるものを使わないかと勧められる。説明を読んでもよくわからないのだが、何となく(Exchangeみたいな機能?)と思って、(おすすめなら使いましょうか)などと安易に従ったのが運の尽き。知らない間にOutlook側にはGmail側で設定した他のメールアカウント用のラベル名と同じフォルダーが作成されている(そんなことは全く望んでいません)。その上、Outlookアカウントのメールも、何故か1週間前から2020年12月までの一年半ほどの期間に受信したメールだけがダウンロードされないというおまけ付き。(一体どうなっているの?)と頭の上にはてなマークが五つほど飛んだが、説明もよく読まずに“Gmailify”を選択したのは自分なわけで、誰を責められるわけでもない。“他のアカウントのメールを確認”のところに戻ってOutlookアカウントを削除したのだが、Outlook側で設定されたフォルダーはそのままだ。結局手作業で“原状復帰”を試みて、何とか元通りにするまでどれほど時間がかかったことか。

さあ、仕切り直しだ。“メールアカウントを追加する”まで戻って、outlook.comのメールアドレスを入れて、今後は“Gmailify”ではなく、POP3の方を選択する。このあと入力するPOPサーバー名やPOPポートの番号をMicrosoftwebsiteで調べて入力して、これで一件落着!、と思いきやそうは問屋が卸さない。どうしたわけがサーバへの接続が拒否されてしまう。(一体何なんだよう~)とがっくりきたのだが、ここまで来たからには、何とかしたい。いろいろ調べてわかったのは、Outlook.com側で“POP3を使えるように設定する” ということ。Outlook.comは、デフォルトではPOP3は使えない。どうすればよいかというと、Outlook.com のログイン画面 から自分のOutlookアカウントにサインインし、こちらも歯車マーク(設定)をクリックすると検索ボックスが出てくる。ここに“POP”と入力すると“POPとIMAP”という項目が出てくるのでそれを選択、”デバイスやアプリでPOPを使用する”という項目の“はい”というラジオボタンをONにすれば完了だ。因みに、そこで表示されるPOP サーバー名/ポートに関する情報は以下の通り。

POP サーバー名: outlook.office365.com

POP ポート: 995

POP 暗号化方法: TLS

SMTP サーバー名: smtp-mail.outlook.com

SMTP ポート: 587

SMTP 暗号化方法: STARTTLS

こうして、晴れてブラウザ上のGmailOutlookアカウントのメールを確認できることになったのだった。ああ、疲れた。