アラ還オヤジの備忘録

雑感や、その他諸々。

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

久しぶりの海外出張(台湾入国〜台北市内へ移動編)


スポンサードリンク

成田から台湾までの飛行時間はおよそ3時間30分。自分の乗った便では、行きは3時間40分、帰りは3時間20分で、沖縄に行くのとさして変わらない。飛行機の中では、たいていビデオを見て過ごすことにしていて、今回プログラムの中から選んだのは”トップガン マーヴェリック”。

日本語吹き替えどころか日本語字幕すらないのは、日系の航空会社でなければ当たり前なのかもしれないが(今回利用したのは台湾の航空会社のエバー航空)、成田発着便ということであれば、がっかりした日本人乗客もいたのでは。それでも、自分は30年以上前に公開された前作もリアルに映画館で観たクチなので、内容も大体は理解できた(と思う)。

一方、前作を観ていない人は、英語の意味はわかっても背景が分かりづらいところがあったかも。今作のヒロインのジェニファー・コネリーは、前作にも出ていたかな、などとも思ったが、前作のヒロインはケリー・マクギリス、前作には出ていない。自分のことは棚に上げて、ジェニファー・コネリーも歳を取ったなあ、などと思ったりする。
さて、話が脱線したが、言いたかったのは飛行時間が短すぎて映画を最後まで観ることができなかったこと。観そびれた部分は帰りにとっておくことにする。
さて、飛行機は無事台湾の空港に着陸。台北には松山と桃園という2つの空港があるが、今回は桃園を利用した(というか、成田発は桃園着以外ないような)。桃園空港は松山空港に比べて大規模で(その分、台北市街からは離れているが)、ターミナルも1、2の2つ。今回利用した便はターミナル2を利用する便だったが、どういうわけか飛行機が横付けされたのはターミナル1。それでも出国手続きはターミナル2で行うので空港内を移動してほしいとのアナウンスが機内に流れる。ついで流れたのは、検疫をスムーズに通過できる“パス”を渡すので、飛行機を降りたら受け取るようにとのこと。飛行機を降りて、言われた通り厚紙で作られたパスを受け取りターミナル2を目指す。
移動は徒歩、というか、いわゆる“動く歩道”を使って。10分くらいすると前方に人混みが現れた。何かと思ったら検疫。随分と人が並んでいるが右端にスペースがあって、なんとそちらが例の“パス”を持っている乗客のレーン。日本からの便は検疫がスルーできるが多くの場合は結構厳しく見られるらしく、パスがあると無しでは大違い。中には「パスをもらい忘れただけなので、そっちを通せ」と食い下がるおばさんがいたりしたが、検疫官は「だったら戻ってもらってこい」の一点張りで、日本ではなかなか見られないやり取りが展開されていた。
さて、無事検疫を通過(その際パスも返却)して、次は入国検査。航空券は取引先が手配してくれたと言ったが、その際、「入国に必要な手続きはオンラインでできるのでこちらでやっておきます。入国の際に何か書類を提示したりする必要はありません」と言われていた。さて、入国審査のゲート前までくると、自国民、外国人の別の他、様々な種類のゲートがある。もしかするとオンラインで手続きをした人用のゲートもあるかも、などと思って、ゲートの入口に書かれている説明をよく見てみたが、結局わからずじまい。仕方なくゲートそばに立っていた職員に「オンラインで手続きは済ましたのですが...」と聞いてみたところ、結局、普通の外国人用ゲートに並べ、とのこと。(なんだ...)などと思いつつ、“普通の”ゲートも人はまばらで、大人しくそちらに並ぶ。程なく自分の番が来て、顔の写真を取られたり、両手の人差し指の指紋を取られたりした後、出国カードのことには一言も触れられずそのまま無罪放免となった。一昔前、入国審査では、何しに来た、とか、いつまでいるのか、とか聞かれたものだが、最近はそんなこともなくなったようだ。
さて、無事出国し、次は台北市内への移動だ。桃園空港から台北市内への移動手段は、バズ、タクシー、電車の三種類があって、コロナ前に台湾を訪れた際にはタクシーを利用していた。そのとき使ったタクシーはネットで日本から事前に予約出来て、それはそれで便利なのだが、今回は荷物も少なく、宿泊するホテルが台北駅のすぐそばと聞いていたので、電車で移動してみることに。
桃園空港から台北駅まではMRTという電車(地下鉄?)が運行されている。空港内には「MRTはこちら」という標識がそこら中に出ているので、迷うことなくMRTの改札までたどり着くことができる。桃園空港から台北駅までの料金は...実はよくわからないまま乗車した。なぜかというと切符を購入せずに「Visaタッチ」で自動改札を通過したから。改札にある自動改札機のうち、全部ではないがいくつかはVisaタッチ対応と聞いていたので、今回試してみることに。因みに日本国内でもこれまでVisaタッチを一度も使ったことがなかったので、奇しくも海外でのVisaタッチデビューとなった。
Visaカードを改札のVisaタッチのマークがあるところにかざすと、一呼吸置いて改札ゲートが開き、無事通過となった。因みに帰国後にカードの利用明細を確認したところ、”VISA海外利用 MT TAOYUAN METRO COR 利用国TW”の名目で利用日翌日に763円が引き落とされていた。
改札を通過しエスカレータで下ってホームへ。一つのホームの両側に台北市方面とその逆方面があって、台北市方面の列に並ぶ。最初に来たのは各駅停車。こちらだと台北駅まで50分ほど。しかし、その5分後くらいには快速電車が来ることが表示されていて、そちらは台北駅までおよそ35分。快速電車を待つことにすると、自分が列の先頭になった。
ほどなく快速電車が来て、乗り込むと車内はガラガラ状態。空いている席に腰を下ろす。因みにこの快速、指定席はないようだ。たまに総武快速グリーン車に、事情を知らない外国人観光客が乗り込んでくることがあって、グリーン料金が必要なことをグリーンアテンダントから聞かされてがっかりした表情で車両を移っていく光景をみる。事情を知らない場所に行ったとき、自分がそうならないよう気をつけねば、などと思ったりする。
さて、桃園空港を出たあとも、車内が混み合うこともなく、無事台北駅に到着する。空港からのMRTは台北駅が終点なので、乗り過ごす心配はない。ホームに出て、エスカレータを上がり、今度もVisaタッチが使える改札を見つけて無事通過。
さて、ここからホテルを目指す。宿泊するのはコスモスホテル台北 (台北天成大飯店)。こちらのホテルのウェブサイトには日本語バージョンもあって、そこには「MRT台北車站(駅)下車。M3出口を上がり、左手方向に向かって進むとまもなくホテルです」と書かれているのだが、しかし!改札を出て、駅構内の案内図を見ると、”M3”どころか、”M”などとローマ字の着いた出口の記載は影も形もないではないか。さあ、困った。一体どうするか。暫く考えて出した結論は、「とにかくGPSの電波が届く地上に出て、あとはGoogleマップに案内してもらおう。」
因みにスマホのセッティングだが、事前にPovoの台湾向けデータ通信トッピング(1GB/3日間:680円)を購入し、出国前にローミングをONにしておいて、着陸後に機内モードをOFFにすれば、あとは何もせずにネットにつながった。
そんなわけで、GWの国内旅行の際にもお世話になったGoogleマップに、今回も道案内を委ねることにする。

sugo-mane.hatenablog.com

地上に出て、Googleマップが現在位置を表示していることを確認して、ホテルの住所を入力すれば、あとはナビ開始をクリックするだけ、日本だろうが台湾だろうが、あっちへいけ、こっちへいけ、と日本語で指示されるままに進んで、およそ10分弱でホテルにたどり着くことが出来た。
今回はこれで一件落着だが、次回のために“M3出口”を確認してみたところ、確かにホテルの直ぐ側にその出口はあった。さて、それではそこにたどり着くにはどうしたらいいか。まず、今回の最大の失敗は台北駅でホームに降り立ったあと使用したエスカレータ。ホームには、乗ってきた電車の進行方向と、その逆方向の2つのエスカレータがあり、どちらかを使っても改札階に出ることが出来るのだが、自分が使ったのは逆方向のエスカレータ。実はこれが間違いで正解は進行方向のエスカレータ。こちらを使うと改札の前に地下道が開けていて、台北駅のメインの建物に継っている。距離は結構あるが(こちらを使ってもホテルまでの所要時間は同じく10分弱)、涼しい地下を通って“M3出口”まで行くことができるのだった。
最後の最後にヒヤヒヤしたものの、大きなトラブルもなくホテルにたどり着き、ほっと一安心したのだった。