アラ還オヤジの備忘録

雑感や、その他諸々。

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GWに国内旅行に出かけたら(一日目)


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出発したのは28日(金)。まずは総武快速で品川に向かう。品川駅に到着したら、構内のエキュート品川でお弁当を物色。久しぶりの旅行ということでちょっと奮発して「なだ万」で購入することにする、と言ってもあまり豪華なものでは年寄りには量が多すぎるので、千円台半ばのものをそれぞれチョイス。
次はいよいよ新幹線の改札。カミさんは自分のsuicaでうまく通れるか内心ドキドキだったらしいが、問題なく通過(当たり前といえば当たり前だが)。
正確にはゴールデンウィークは明日からだが、新幹線のぞみは今日から全車両指定席。ホームもさぞ混んでいるかと思いきやそれほどでもない。指定された車両の番号のところに並ぶ列の長さもいつもと変わらず、スムーズに乗車できた。
品川から京都への所要時間はおよそ2時間強。弁当に舌鼓を打ちつつ、外の景色を眺めながらのんびり過ごす。
京都駅では、近鉄に乗り換え。荷物もあるし、年寄りの足ではそれなりに時間もかかるだろうと、乗り換え時間をやや長めに25分ほど取っていたのだが、新幹線を降りて近鉄の改札を通るまで、実際にかかったのは5分ちょっと。改札もsuicaでそのまま入れ、特急券もネットですでに購入済み。前回は近鉄の窓口で特急券を購入したりしていたので、結構時間がかかったと記憶していたが、次回からはもっと短くてもよさそうだ。お目当ての「観光特急あをによし」もまだ入線しておらず、しばし時間を潰すことに。
そうこうするうちに入線を知らせるアナウンスがあり、電車が到着。カミさんが“写真を撮りたい”と宣うので(なんとミーハーな)などと思いながらもリクエストに応える。そしていよいよ乗車。
あをによしは四両編成。自分たちが予約したのは4号車で、席はC, D側。A, B側は向かい合わせなのに対してC, D側は両方の席とも車窓を向いている。2号車にある販売カウンターで、カミさんはコーヒー、自分はビールを購入して、自席に戻り、ドリンク片手に奈良の風景を眺める。
途中、大和西大寺を通過するときは、「あそこが事件があったところじゃない?」などと、何の根拠もなく想像を巡らす。
近鉄奈良駅に到着したのは午後3時すぎ。ホームを降りて、(結構人が多いな)などと思いながら改札を通過したのだが、実は本番はこれから。まだ、金曜だというのに駅ビルからアーケードに向かう途中の噴水のある広場は人でごった返していていて前に進めないほど。特に目立つのは中学生くらいの集団で、どうも修学旅行らしい。何とかそこを通り過ぎ、宿に向かう。
宿までは徒歩で10分弱。猿沢池を過ぎたらすぐのところにある。
こじんまりした玄関をくぐり、カウンターのところで予約している旨を伝えると、「チェックインはあちらで」と、ラウンジ風の場所に案内される。サービスのドリンクを頂戴しながら、記名したり、夕食の時間を確認されたり、というのはコロナ前と変わらず。唯一、宿のスタッフから説明を聞いているときに、別のスタッフが「そちらは常連さんなので説明は不要」というようはことを耳打ちしていたが、なにしろこちらは4年ぶり、いろいろ忘れているので、説明してもらったほうが安心だ。
予約した部屋も以前と同じタイプ。窓から猿沢池が望める。特別広いわけでも豪華なわけでもないが、年寄り二人がくつろぐにはちょうどよい設えだ。
部屋での休憩もそこそこに興福寺に向かう。お目当ては北円堂。宿の真ん前が猿沢池から興福寺に向かう階段のところなので、移動は当然徒歩。興福寺五重塔(現在は改修中)の前を通り過ぎ、宿から北円堂まで5分とかからない。
拝観料一人300円を納めて中に入る。予想に反して、人はまばらで前回来たときのほうがもっと混んでいたような。お目当ての無著、世親像のみならず、他の仏様にもゆっくりとお会いすることができた。
名残惜しいと感じながらも北円堂をあとにし、しばらく興福寺周辺を散策する。そのまま宿に戻ってもよかったが、夕食までには、まだ少し時間がある。ならまちの方まで少し足を伸ばしてから、宿に向かう。
夕食は個室で会席料理。地元の日本酒の飲み比べを注文したりしながら、2時間ほどかけてゆっくりと食事を堪能した。
部屋に戻ると、カミさんは風呂に出かけたが、自分は腹も一杯で、風呂に入る元気もなく、早々に床に就いた。