アラ還オヤジの備忘録

雑感や、その他諸々。

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万葉軒のとんかつ弁当


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一昨日の金曜は、朝から天気は雨模様。風も強く、できればこんな日は在宅勤務したいところだが、こんな日に限ってオフィスに行かねばならない用があった。天気予報によると、昼過ぎには雨もやみそうだったので、午前中は自宅で仕事をし、昼にオフィスに向かうことにする。
昼休みの時間を使って移動して、午後イチにオフィスに到着しても、その後は会議が目白押し、昼食を取る時間はなさそう。どうしたものかと考えて、移動はグリーン車にして、電車のなかで弁当を食べることにする。
こんなとき、弁当は何にしようかと迷いそうなものだが、自分の場合はその心配はない。千葉駅で駅弁を買うときは、万葉軒のとんかつ弁当と決めている。
ネットでも結構取り上げられているので、詳しい説明は省くが、白米の上に薄めのとんかつがのっているだけのシンプルな構成。容器と包装紙も“チープシック”といえば聞こえはいいが、これ以上簡略化はできないだろう構成で、割り箸も妙に短い。中身は、ご飯の横にしば漬けと筍の煮物、昆布の佃煮が控えめに添えられている。小さなチューブに収められたソースをかければ、準備完了だ。
自分がいつから、とんかつ弁当に“ハマった”か、記憶が定かではないが、その頃から今日に至るまで、外見も中身も一切変化がない。あれこれおかずをつけて豪華に見せようなどという気配がまったくなく、とんかつ一本で勝負する姿が潔い。味も“ジャンク”と言ったら申し訳ないが、薄いとんかつとソース、それと白米の絶妙なコンビネーションが郷愁を誘う味で、一度食べると、また、食べてみたいと思わせる。量も、若い連中からすれば物足りないかもしれないが、アラ還の自分にはちょうどよい。
そんな“不動の定番”を貫くとんかつ弁当だが、唯一変わったのは値段。コロナ前は確か550円。人気の理由は、その値付にもあったと思う。それが今はというと700円。約27%アップだ。以前は駅構内の弁当売り場に行くと、結構残り少なくなっていることが多かったが、一昨日は、正午もそこそこ過ぎた時間でも、売り場にはとんかつ弁当がうず高く積まれていた。荒天と言うこともあったかもしれないが、700円出せば、とんかつ弁当以外の選択肢も結構ある。自分のようにとんかつ弁当一本と決めていれば浮気もしないが、そうでなければ、それこそあれや、これや、結構迷いそうだ。それまで500円台で買えていたものが700円台になるのは結構インパクトがある。自分が値付けをするとしたら、650円、或いは680円くらいにしそうだ。
さて、朝からの荒天もあり、グリーン車はガラガラと思いきや、そうでもない状況。スマホで購入したグリーン券を天井の”読み取り部”にタッチしたら、早速食事のスタート。これまでと変わらぬ味に舌鼓を打ったのだった。