一昨日は久しぶりに外で軽く飲むことになった。
大阪在住の昔の同僚が東京に出張とのことで、ちょうどその日は自分もオフィス出社の予定だったので、それでは、ということで恵比寿の焼き鳥屋で一時間半ほど、昔話に花を咲かせた。
感染症の分類が5類に変わったからといって、コロナウイルスが急に無くなったわけではない。お互い若くない身で、長酒はあまり気が進まないということで、午後7時過ぎにはそれぞれ帰途に着いた。
さて、自分もウチに帰るかと、まずは地下鉄で東京駅まで出て、そこからJRに乗ることにする。恵比寿から山手線で品川まで出て、そこから横須賀線・総武快速という選択肢もあるが、この時間帯なら東京始発も多いだろう。いつもなら立って帰るところだが、さすがに一杯入っているので、立ちっぱなしというのはできれば避けたい。始発なら座って帰ることも出来るだろうということで東京まで出ることにしたのだ。
東京駅に着いて、地下四階のホームまで降りると、生憎次の始発までは結構時間がある。かと言って、ホームの様子を見ると、まだ、時間帯も早いこともあって、そこそこの混み様だ。
さて、どうしたものか、と思案して思いついたのが、「JREポイントを使ってグリーン車に乗ってみるか」というアイデア。
ユニクロで靴下10足まとめ買いで書いたとおり、最近は、週1〜2回くらいのペースでオフィスに出社している。
月にすると5〜6日というところか。行きも帰りも同じコースでJRに乗るので、同じ料金区間の乗車は10回を超えることになる。この“10回を超える”というのがポイントで、これがJR東日本の”リピートポイントサービス”の対象となるのだ。どんなサービスかというと、「Suica の入金(チャージ)残額による在来線の同一運賃区間の利用が、同一月内に10 回で運賃1 回分相当のJRE POINT を還元」というもの。ちなみに月11 回以上の利用では、1回ごとに運賃の10%相当のJRE POINT が還元される。
JRE POINTの会員番号とSuicaが紐づけされていれば、特にキャンペーン登録する必要もなく、知らないうちにポイントが貯まっていく。
そんなわけで自分も、先月だけでも700ポイントほどのポイントが貯まっていた。貯まったポイントは駅ビルでの買い物に使うことも出来るが、自分の場合は、あまりそういった機会がない。ポイントは1ポイント=1円でSuicaにチャージもできるので、自分の場合は、そうしてもよいのだが、実はそれ以外に、ポイントをグリーン券に交換することもできる。必要なポイント数はグリーン券1枚あたり600ポイント。普通にグリーン券を購入する場合は平日50kmまで780円。それ以上の距離では1,000円なので、かなりお得だ。
そんな訳で、機会があれば使ってみたいと思っていたのだが、今回はちょうどよいチャンスということで、使ってみることに。
グリーン券への交換には、まずは事前にJRE POINT WEBサイトで申込みをしておく必要がある。申込みが完了すると自分のスマホのモバイルSuicaアプリのトップ画面に「ポイント交換グリーン券が〇件あります」というメッセージが表示されるので、あとはそこをクリックして乗車区間等を入力すれば完了だ(くわしくはこちらを御覧下さい)。
注意が必要なのは、そうやって手に入れたグリーン券を使用できるのは、モバイルSuicaアプリ上で乗車区間等を入力した当日のみということだ。一方、JRE POINT WEBサイトでの申込みからの有効期間は申込んだ日の翌日から30日以内。その間に受取りしなかった場合は、申込みがキャンセルとなり、JRE POINTのポイント口座に交換ポイントが戻るそうなので、使う予定がなくてもとりあえず申込みだけしておいても安心だ。
自分も申込みは済ませておいたので、モバイルSuicaアプリで乗車区間を入力し、難なくグリーン券に交換することが出来た。
グリーン車は思いの外空いていて、ゆったり帰宅することが出来た。たまにはこんな贅沢もよいな、と思ったのだった。