アラ還オヤジの備忘録

雑感や、その他諸々。

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四年ぶりの国内旅行(二日目)


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朝は7時頃起床。窓を開けると天気は昨日に続いて生憎の雨。こればっかりはどうしようもない。まあ、車で移動するのでヨシとする。

8時頃、ホテル一階にあるレストランに降りて行って朝食を摂る。最近は、ホテルの朝食といえばどこも“バイキング”が当たり前で、こちらのホテルもそう。実は自分はバイキングの朝食が苦手。ビジネスならともかくプライベートで泊まるのであれば、できればバイキングの朝食でないところを選びたいと思うのだが、今回は箱根旅行の“前泊”ということで地元の手頃なビジネスホテルを予約したので、まあ、仕方ない。名物(?)のアジは定番の干物かアジフライを選べるというので、干物を選ぶ。アジフライにも多少惹かれたが、朝からフライは流石に年寄りの胃にはヘビーすぎ。ふと気がつくと、レストランにかかっている音楽はアニメ主題歌風。実家に帰省(二日目)でも書いたが、この街はアニメとコラボしていてそれがえらく人気らしい。

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そういえば、昨日、夕食を食べた居酒屋が入っているビルの一階は若者たちでごった返していたが、アニメ関連のイベントをやっている風だった。こちらのホテルもそれにあやかって、ということだろう。レストランの他の席では、ホテルの従業員が客の若者にアニメのイベント情報を伝えているのが耳に入る。
朝食を終えると身支度を整えてホテルを出発。まずは実家に寄って母親をピックアップし、箱根を目指す。生憎の雨ということもあり、最初の目的地をどこにするか迷ったが、傘をささずに済みそうだという理由で、美術館に決定。箱根界隈は結構いろいろな美術館があるが、今回はポーラ美術館にお邪魔することにした。自分自身、ポーラ美術館は初訪問なので、グーグルマップに言われるままに道を進んでいったのだが、随分とマニアックなルート選択で、(ほんとうにこんな道で大丈夫か)と思わせるような道を進むこともしばしば。それでも11時ごろに実家を出て、12時すぎには現地に到着した。
雨模様は相変わらずで、傘をさして入り口に向かおうとすると、警備員の男性が声を掛けてきた。屋根がかかった通路の先の通用門を案内してくれるという。90近い背中の曲がった年寄りが傘を指して坂の上の正門まで行くのは大変と思ったのだろう、有り難くそちらの門から入らせて頂いた。
美術館の中は混雑というほどではないものの、そこそこの人の入り。チケットを購入してエスカレーターを降りると展示会場だ。
国内旅行が四年ぶりなら、美術館に来るのも四年“以上”ぶり。久しぶりにのんびり美術鑑賞をした。母親にはつまらないかとも思ったが、それなりに楽しんだようだった。昼食も美術館内のレストランで頂いたが、こちらは店頭に置いてあるタッチパネルを押したら、自分の順番が来るとスマホにメールが飛んでくるしくみ。QRコードを読み取って登録するのだが、ガラホではできない芸当で、今やスマホなしでは昼飯も食えないのか、と思ったりもする。自分たちの前に10組ほど予約があったようだったが、意外にも15分ほどで自分達の番に。母親と自分はスパゲティ、カミさんはカレーを頂く。
食後、軽くショップを覗いたあと、美術館にはお別れして、ホテルに向かう。こちらのホテルも初めてなので、再びグーグルマップにナビをお願いしたのだが、今回は意外とメジャーなルート選択。(こんないい道があるなら、来るときもこちらの道でよかったのでは)と思ったりしたが、まあ、そこはあまり深く考えずに進む。ポーラ美術館を出発しておよそ30分弱で芦ノ湖畔の“山のホテル”に到着した。
部屋は三階の通路の突き当りのトリプル(3人だから当たり前か)。結構な広さがあり、窓からは芦ノ湖が望める。実家に帰省(一日目)で母親がホテルの部屋からの景色を飽きもせずに眺めていたことを書いたが、今回も気に入ったようだった。

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こちらの宿泊施設はホテルではあるものの、温泉大浴場付き。母親はひとしきり窓からの景色を堪能したあとは夕食前に温泉に行くという。その間、カミさんと自分はホテルの庭を散策することに。雨はいつの間にか上がって傘をささずに外に出る。
夕食はホテル内のレストランでフレンチのコース。こんな“飯”も本当に久しぶり。タコ焼きに使う小物費用の家計簿区分は?で書いた通り、“娯楽”でタコ焼きを焼いて、カミさんを誤魔化してきたが、たまにこんな贅沢をしてもバチは当たるまい。

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シャンパンで乾杯し、時間を気にすることもなく料理を堪能した。
食後はラウンジで少し休んで部屋に戻る。母親はテレビ、カミさんと自分は温泉に。風呂の後は、ちょっとビールでも、と地階にある自販機コーナーに向かう。ところが行ってびっくり、今時どこの自販機でも〇〇ペイや電子マネーが使えるのは当たり前と思っていたが、こちらは電子マネーどころか使える紙幣は千円札のみ。ご丁寧に“新千円札対応”と書いている。一体にいつの時代の自販機だよ、と毒づいてみても自分の財布のなかには現金は一万円札のみ、仕方なく三階の部屋まで戻ってカミさんから千円を借りる。無事、350ml缶のビールを二本ゲットしたあとは、部屋でビールを飲みながら寝るまでのんびりと過ごした。