先週のこと、真夜中に突然の大音響に目が覚めた。最初に思ったのは(地震か?)、次は(まさか近所で爆発か何か?)。その後、しばらく耳を澄ましていたが、聞こえてくるのはご近所のエアコンの室外機の音くらい。爆発か何かであれば、そのうちサイレンも聞こえてきそうなものだが、そんな気配は一向にない。(もしかして、夢?)などと思い直してみる。そもそも隣で寝ているカミさんは寝息ともイビキともつかない音を立てながら、爆睡中だ。あんなすごい音が実際にしたとしたら、起きないはずがない、と思い直して、自分もそのまま眠りについたのだった。
さて、翌朝、目を覚まして寝室から出て、目に飛び込んできたのは、倒れたバイクタワー。バイクタワーって?と聞かれると、ちょっと説明しにくいが、ネットでちょっと調べると「ポールに設置されたハンガーにフレームを引っ掛けるなどの方法でバイクを固定して保管できるというもの」という説明があった(因みに“バイク”というのは自転車のことです、念の為)。
ウチでバイクタワーを使い始めたのは、今の家に引っ越してきて割とすぐの頃。Amazonの購入履歴を見ても見当たらなくて、(もしや楽天市場?)と思って見てみると、2009年1月に購入の履歴を見つけた。今から14年以上前のことだ。購入した製品はMINOURAバイクタワー4。
ネットをちょっと見てみると、MINOURAバイクタワーのリコール情報があり(上下支柱を固定する中間ジョイントの補強リングが十分に締まり切らず、設置中に転倒する恐れがあるとのこと)、製品名はバイクタワー10とバイクピット3。購入時期は2013年11月1日以降とある。製品名も違うし、そもそも購入したのが2009年なので、我が家のバイクタワーはリコール対象外。14年前に設置して、その後一度ネジの様子を見たような記憶があるが、それ以外はほったらかしだった。リコールとは関係なく、やはり定期的に様子を見る必要があるな、と思ったりした。
それにしても、恐るべしはウチのカミさん。あの音で目が覚めないとは、どれほど熟睡していたのか。そのことを本人に話すと、「あなたこそ、そんな物音がしたら何で起きてちゃんと確認しないの?!最近はテレビでも物騒な強盗の話をしてるでしょ!」と逆に責められた。そもそも強盗があんな物音を立ててウチに入ってきたとしたら、その時点ですでに手遅れのような。まあ、我が家が彼らの「リスト」に入っているとは到底思えない(現金もほとんど置いていないし)ので、そのあとは軽く受け流した。
その日は平日だったが、幸い在宅勤務の日だった。昼休み頃に時間を見つけてバイクタワーと自転車の様子を確認すると、お陰様でどちらもほとんど無傷。自転車のハンドルが曲がっていたが、子供の頃に自転車で転んでハンドルが曲がったときのことを思い出し、すぐに治すことができた。タワーを設置し直し、しっかりネジも締めて、自転車をフックに引っ掛けた写真がこちら。
かかっている自転車はブリジストンのMile112。独身時代に購入して30年以上経過しているが、ほぼほぼ当時のオリジナルのままだ。この自転車のことも書こうと思ったのだが、長くなりそうなので、また、そのうちに。