自分が今、持っているパスポートが発行されたのは2013年の8月。それから10年経って、有効期限があと三ヶ月ほどとなった。
コロナ以前は仕事で年に3〜4回のペースで海外に行っていたが、コロナ以降はご無沙汰している。この先も、よほどのことがない限り、海外に行こうとは思わないが、かといってこのままパスポートの更新をせず失効させるというのも、何かあったときのことを考えると心配だ。というわけで「パスポートを更新せねば」と思っていた。
最近は、パスポートの更新はマイナポータルアプリで出来るらしいという話は聞いてはいたが、自分が持っているスマホはRakuten Hand 5G。ついこの間までマイナポータルアプリはインストールできず。そんなこともあってパスポートの更新をためらっていたのだが、状況は一変、Rakuten Hand 5Gにマイナポータルアプリがインストールできるようになった(らしい)で書いたとおり、Rakuten Hand 5Gでもマイナポータルアプリが使えるようになった(らしい)。
というわけで早速試してみることにした。
手順は外務省のホームページに載っている通り。
なんだ、簡単そうじゃないか、と思われるかもしれないが、そうは問屋が卸さなかった。
まず、”2. 事前準備”の“⑧パスポート用顔写真を撮影します”。スマホ(もちろんRakuten Hand 5G)のカメラを使って言われたとおり撮影するのだが、これがなかなかOKにならない。何度取り直しても、エラーが”2つ”とか“3つ”とかの繰り返し。自分の場合は最終的にOKが出るまで10回ほど撮り直した。エラーの中には顔の部分が“大きすぎか小さすぎ”というのもあるが、どちらかはっきりしてくれ、というのが正直な印象。最終結論としては、良かれと思って大きめに撮るのはNG、むしろ小さめに撮るのがよいようだった。
次なるハードルは“3. 申請データの提出”の“⑮パスポートのICチップを読み取ります”。そもそも手順の説明で“⑮”まである時点で“どれだけのステップがあるのよ”という話だが、このパスポートのICチップを読み取り、自分の場合は何度やってもエラーが出て、結局成功しなかった(エラーコードはEA815-4913)。万事休すと思いきや、実際に申請を進めて行って、この段階でエラーが出続けた場合、“救済措置”の案内がある。パスポートの指定された3頁ほどを撮影してアップロードすると、次のステップに進めるのだ。自分の場合はその方法で何とか事無きを得た。
ここから先はマイナンバーカード読み取りのオンパレード。(一体、何回読み取らせれば気が済むのか)と思うほどで、読み取りに必要な情報があるのなら一回にまとめて読み取らせればいいんじゃないの、と思わずにはいられなかった。
そんなこんなでようやく申請が完了するのにかかった時間はおよそ1時間ほど。これなら旅券事務所に直接行って申請したほうがよほど楽じゃないかと感じるほど。特に年寄りには面倒が多すぎて、マイナポータルアプリでのパスポート更新は全くおすすめできないと思ったのだった。