アラ還オヤジの備忘録

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葬儀屋さんにも伝わっていなかったコロナ死亡者数


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今どきの葬式を考えるでお伝えしたとおり、義母の葬儀があったのは先週の金曜。

sugo-mane.hatenablog.com

「今度は四十九日や納骨式の準備もある」と書いたとおり、その後も葬儀屋さんの他、お寺さんや石屋さんとのやり取りが続いている。昨日は位牌を作るために近所の仏壇屋にカミさんと二人で赴いた。
位牌は四十九日までには準備が必要なのだが、実は葬儀屋の担当者さんから「位牌の準備はお早めに」と言われていた。聞けば、位牌の注文が立て込んでいて、作成に結構な日にちがかかるという。担当者さんが言うには「今年に入ってから、亡くなる方がとても多くて」とのこと。そのため、位牌の作成が追いついていないというのだ。
「コロナが原因ですか?」とこちらから振ってみると、意外なことに「そうじゃないそうです」との答えが。(おいおい、そんなことはないでしょ)と心のなかで思いながらも、「そうなんですか...」と、その場は相槌を打って受け流した。
気になる千葉市“死亡者の発生状況”で「昨日までの千葉市の死亡者数は合計47人。...10例目に到達するのに約八か月(234日)を要したのに対し、20例目までは45日、30例目までは21日、そして40例目までは、わずか5日だ。」と書いたのは、今からおよそ2年前の2021年2月22日のこと。

sugo-mane.hatenablog.com

10例毎の発生日と、それに要した日数を表で示したのだが、では、その後どうなったのかが以下の表(数字は千葉市のホームページから抽出)。

www.city.chiba.jp

  発表日 日数
50例目 2021/2/25 9
60例目 2021/3/6 9
70例目 2021/3/18 12
80例目 2021/4/6 19
90例目 2021/6/1 56
100例目 2021/8/13 73
110例目 2021/8/25 12
120例目 2021/9/4 10
130例目 2021/9/15 11
140例目 2021/10/15 30
150例目 2022/1/25 102
160例目 2022/2/7 13
170例目 2022/2/16 9
180例目 2022/2/20 4
190例目 2022/2/24 4
200例目 2022/2/27 3
210例目 2022/3/5 6
220例目 2022/3/11 6
230例目 2022/3/16 5
240例目 2022/4/22 37
250例目 2022/6/13 52
260例目 2022/7/26 43
270例目 2022/8/1 6
280例目 2022/8/5 4
290例目 2022/8/10 5
300例目 2022/8/15 5
310例目 2022/8/17 2
320例目 2022/8/22 5
330例目 2022/8/26 4
340例目 2022/9/2 7
350例目 2022/9/6 4
360例目 2022/9/13 7
370例目 2022/9/26 13
380例目 2022/10/12 16
390例目 2022/11/22 41
400例目 2022/11/30 8
410例目 2022/12/7 7
420例目 2022/12/13 6
430例目 2022/12/21 8
440例目 2022/12/27 6
450例目 2022/12/29 2
460例目 2023/1/6 8
470例目 2023/1/7 1
480例目 2023/1/10 3
490例目 2023/1/12 2
500例目 2023/1/13 1
510例目 2023/1/17 4
520例目 2023/1/18 1
530例目 2023/1/19 1
540例目 2023/1/23 4
550例目 2023/1/25 2
560例目 2023/1/30 5
570例目 2023/1/31 1
580例目 2023/2/6 6
590例目 2023/2/16 10
600例目 2023/2/27 11
610例目 2023/3/29 30

 

2021年2月22日時点で47人だった千葉市の死亡者数は今日(2023年4月30日)時点で614人(!)。そのうち、451例目以降、およそ160人、全体の約四分の一が今年に入ってからの死亡者だ。10日未満で死亡者数が10人増加する状態が2月16日まで、およそ一ヶ月半続いている。翌日には死亡者数が10人増えている日も5日あるが、こんなひどい状況は過去に例がないのは表を見れば明らかだ。
こんな数字が頭の中にあったので、葬式のプロである葬儀屋の担当者さんが死亡者数の増加の原因をコロナと認識していないことに驚かされるとともに、これは葬儀屋さんが悪いわけではない、報道と行政がその責任を全く果たしていない証左と思わざるを得ないのだった。