アラ還オヤジの備忘録

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新NISA「つみたて投資枠」で悩む


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今年も始まってからあっという間に二週間が過ぎ、仕事の方もようやく正月気分が抜けてきた。社内外の会議で初めて(リアル、或いはネットで)顔を合わす相手には、まずは「今年もよろしくお願いします」、そして「今年は元旦から大変なことが立て続けに起こって...」と続く。元旦と言っても毎朝やってくる新しい一日の一つ、他の日と何かが違うわけでもなく、元旦、2日に立て続けにあのような出来事が起きたからと言って2024年が“そういう”年になるのでは、というのは理屈に合わない、そう自分に言い聞かせて今年一年を過ごそうと考える今日この頃だ。
そんな波乱のスタートの2024年、株式市場は思いもよらずの好況だ。12日にはバブル期以来、33年11か月ぶりに3万5000円台後半を回復したとのこと。33年かかってようやく自分がペーペーのサラリーマンだった頃の水準に戻ったかと思うと気が重くなるが、戻らないよりはマシだろう。理由も、テレビをつければいろんな解説者があれやこれや、もっともらしい説明をしている。これまでも散々聞かされてきたような内容がほとんどだが、目新しいのは“新NISA”。
NISAから新NISAに「ロールオーバー」できないって、why?で書いた通り、自分も2019年にNISA枠を使って投資した分を年末に一旦売却し、年明け早々に同じ銘柄を新NISAで買い戻した。

sugo-mane.hatenablog.com

自分が“買い”を入れたのは4日の後場の寄り付き。どの銘柄も売却時より多少値が上がっていたが、その後の相場の動きを見ると、素人的にはまあまあいいタイミングではなかったかと思う。
ところで「新NISAで買い戻した」と書いたが、新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の二種類があり、年間の限度枠はそれぞれ120万円と240万円、併用も可能だ。2019年に投資した分の買い戻しはスポットなので当然成長投資枠を使って、ということになる。
一方、自分は旧NISAで投資信託の積立もしていたが、こちらはいわゆる“一般”NISA。旧NISAでは“つみたて”NISAとの併用できなかったからだが、新NISAでは併用可能、というわけで積立分は新NISAの「つみたて投資枠」に移そうとしたのだが、これがなかなかの“曲者”だった。
自分が旧NISAで積立設定していた投資信託は、“先進国株式”、“先進国債券”、“先進国リート”の三種類。しかし、新NISAの「つみたて投資枠」の対象となる投資信託は決められていて、何でもかんでも積立出来るわけではない。というわけで、まずは自分がこれまで積み立てていた投資信託が対象になっているか確認してみる。
まず、“先進国株式”。自分が積み立てていたのは”eMAXIS Slim 先進国株式インデックス”で、こちらはリストに載っていて一安心。
次は“先進国債券”。”eMAXIS Slim 先進国債券インデックス”を積立てていたのだが、残念がら楽天証券が「つみたて投資枠」の対象としているリスト中には含まれていない。“先進国リート”も同様で、自分が積み立てていた“ニッセイグローバルリートインデックスファンド”は“落選”していた、というか、リストをよく見てみると、そもそも「つみたて投資枠」で使える“債券”、“リート”を対象とした投信がほとんどないことに気づいた。自分の目に留まったのは、債券であれば“DCニッセイワールドセレクトファンド(債券重視型)”、リートであれば“NZAM・ベータ 先進国2資産(株式+REIT)”くらい。DCニッセイワールドセレクトファンドは“債券重視型”といっても外国債券への投資割合はわずか20%。NZAM・ベータの方は半分は先進国リートだが、残りの半分は先進国株式で、管理費用を考えるとeMAXIS Slim 先進国株式にその分積み増したほうが良いかも、などと考えてしまう。あれやこれや考えても結論が出ず、とりあえずeMAXIS Slim 先進国株式だけ「つみたて投資枠」に移して、残りの2つは「成長投資枠」での積み立てを暫く続けることに。
そもそも「今どき債券やリートを積み立てどうする」とか「先進国株式とは中途半端な、利回りで考えれば米国株式だろう」、「いやいや、オルカン(オールカントリー)を忘れてもらっちゃ困る」とか、その筋の皆さんから見れば一体何を悩んでいるのかと思われそうなのは重々承知しているが、そこは素人なりにこだわりということで、どうかご容赦頂きたい。