アラ還オヤジの備忘録

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デボネアとショスタコービッチ


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以前、クラシックコンサートとSNSで新日本フィルハーモニーのツイッターアカウントをフォローしていると書いた。

sugo-mane.hatenablog.com

この週末は、今年7月3日に収録された井上道義氏指揮のショスタコービッチ作曲ジャズ組曲第2番の動画がYouTubeで公開されたことに関係する投稿が多い。

www.youtube.com

当日のコンサートでは、ジャズ組曲第2番の他、同じくショスタコービッチ作曲の交響曲第8番も演奏されたとのこと。

ショスタコービッチの「ジャズ組曲交響曲の組み合わせ」は井上氏の好みのようで、2019年の6月には、ジャズ組曲第1番と交響曲第5番というプログラムでのコンサートがあった。まだ、“コロナ前”のことで、自分もトリフォニーホールに足を運んだ。井上氏の“語り”の面白さは勿論だが、演奏自体も素晴らしかった。 (交響曲第5番第4楽章の解釈は、氏独特、と言ってもご本人は“自分が正統”と思われているのだが、それも含めて楽しめた。)

今となっては、“憎めない頑固ジジイ”的(?)キャラの井上氏だが、その昔は“イケメン若手指揮者”として売り出していたと記憶している。自動車のコマーシャルにも出ていたような。ちょっとYouTubeを調べてみるとありました。

www.youtube.com

わ、若い!まあ、今から35年ほど前の映像なのだから、それも当然か。それにしても、“デボネア”というのが渋すぎる、というか、クラウンでもセドリック・グロリアでもないというのが、如何にも氏らしいというところか。

話が脱線したが、自分もショスタコービッチは好きな作曲家の一人だ。一人で高速を運転するときには、大音量で交響曲第4番辺りをかけていたりする。

その一方、ショスタコービッチ交響曲は“聞くのに体力がいる”と感じるのも事実で、だったら何を聞くかというと、「24のプレリュードとフーガ」あたりがお気に入りだ。自分が持っているCDはキースジャレット演奏によるもの。

キースジャレットと言えば、言わずと知れたジャズピアニストだが、この曲の演奏の中では、“ジャズの片鱗”は敢えて全く見せていない。そういう意味では安心して聞くことができる。Amazonのレビューを見ても“絶賛”レベルが多いのに納得する。

以前は、週末にスポーツクラブで汗を流した後、ヘロヘロになった状態で、帰路につくときにはこのCDを車の中で流していたりすることが多かったのだが、コロナ禍になってからは、スポーツクラブに行くこともなくなった。再び、ヘロヘロの体で、運転しながらキースジャレットの演奏を楽しむ日が早く戻ることを願うばかりだ。