アラ還オヤジの備忘録

雑感や、その他諸々。

左利きが“増殖”している?


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最近テレビを見ていて感じることがある。箸を左手で持つ人が随分と多いということだ。以前はそんなことはなかったと思うのだが、最近は“世の中にこんなに多くの左利きがいるのか?もしかして、ファッション感覚で右利きの人がわざわざ左手で持ったりしてないかい?”と疑うほどだ。

因みに自分は生粋の左利きだ。しかし、アラ還という世代からご想像の通り、「文字を書くのと箸を持つのは右手」と、親から“矯正”された。それでも、それ以外は、ほとんど全て左でこなす。文字は右で書くが、絵は左。ハサミも包丁も左。マニアック(?)なところでは、ハンコを押すのも左だ。ある時、オフィスの契約更新の際に不動産屋が用意してくれた書類にハンコを押していると、「左手でハンコを押す人がいるんですねぇ」と何やら訝しげに見られたことがあった。

さて、そんなわけで文字と箸以外は左利きの自分が、左利きでよかったと思うことがあったかというと、残念ながらほとんど記憶がない。そもそも世の中は右利きが前提で成り立っている。前出のハサミや包丁も、“右利き前提”の作りだが、 “左利き仲間”の間でよく話に出るのが電車の自動改札。スイカパスモをタッチする場所は、改札の右側である。左利きの場合、当然スイカは左手に持つ。タッチする際は体をひねるようにしてタッチするしかない(さもなければ、後ろ向きに進むとか?)。もし、左利きの人間の利便性を考えてくれるのであれば、改札の両側にタッチする場所を付けることになるだろうが、それでは、設置スペースもコストも2倍かかるだろう。

“左利きでよかったと思うことはほとんど記憶がない”と書いたが、一つ、思う出したのは、社会人なりたての頃のことだ。会議資料の作成のため電卓を叩いていると(Excelと、“why”の先にあるもので書いた通り、その頃は、まだパソコン“前夜”だ)、たまたま近くを通りかかった経理課の課長が、「君、経理部に来ない?」と冗談半分に声をかけてきた。

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自分の場合、文字を書くのは右手だが、電卓を打つのは左手だ。左手で電卓で計算しながら、その結果を右手でノートに写していく様子をみて、そのように言われたのだろう。まあ、だから給料が上がったということもないので、大したことではないのだが。

話を戻そう。自動改札のように“フィジカル”に不便というわけではないが、自分的に気になっていたのがテーブルマナー。ナイフも当然左手で持つのだが、マナー的にどうなのか。海外で現地の同僚や顧客とディナーを共にする機会も多かったが、その際、(これで大丈夫なのか)と気になったりしたものだ。(そんなに気になるなら右手に持てばいいだろう)と思われるかもしれないが、右手ではステーキを切ることも難しいというのが、正直なところだ。彼らに直接聞いてみるという選択肢もあったかもしれないが、隠れトランプとアメリカ人上司に登場頂いたようなジェントルマンたちは、本心はおくびにも出さず、“no problem!”とやさしく答えるだけだったろう。

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そんなわけで、“左利きあるある”の不便さを感じることが多かった自分が、テレビで多くの芸能人たちが左手で箸を持つのを見ると、(いつからこんなに左利きが増えたのか、こんなに多くの左利きが存在するなら、世の中の作りももう少し左利きに優しくてもいいのでは)などと感じてしまうのだ。