アラ還オヤジの備忘録

雑感や、その他諸々。

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Kindle (with Chromebook)で余生を考える


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友人の死で「自分の父親が他界した年齢まで、もう一桁の年しか残っていないが、かと言って、本当にやりたいと思ったことをやってこれたのかと考えると、残念なことに“Yes”と断言できない自分がいる」と書いた。

sugo-mane.hatenablog.com


そんなことを考えていると、自然と自分のアンテナもそちら方面の感度が高くなる。なんとなく目に入ってきたのが「DIE WITH ZERO」。

”ゼロで死ね”とは、随分なタイトルだが、要は、“ 死んだ時に金を残していても意味がない”ということで、言われてみれば確かにそうには違いない。しかし、年金制度も先行き不透明、政府は“自助”を強要するばかりというこの国では、それをそのまま真に受けても、というのが第一印象。いつもなら、そのままスルーするところなのだが、友人Aのことのショックもあったのだろう、(読んでみるか)という気になった。
早速Amazonで検索するとお値段は税込1,870円。なかなかのプライスで自分の金銭感覚だと、そのまますぐにお買い上げ、というわけにも行かず、次にアクセスしたのは地元の図書館のサイト。実は、しばらく前から、読みたい書籍があったら、まずは図書館で借りて、読んでみた結果、手元に置いておきたいと思ったらAmazon楽天ブックスで購入というのがお決まりのパターン。今回もそれで行こうといつものように図書館の蔵書検索をする。結果、すぐにお目当ての本がヒットしたのだが、予約順位をみるとなんと168番目!ちょっと前にテレビでも紹介されて評判になっているとは聞いていたが、それにしても凄まじい人気である。そのまま予約して自分の番を待ってもいいが、自分の手元に届くのは一体いつになることやら、そのころはすっかり心変わりして興味がなくなっていることも容易に想像できる。
さて、どうしたものか。ひらめいたのは、(Kindle本はどうだろう)というアイデア。1,870円というのは単行本。これまでKindle本を購入したことはなかったが、ときに単行本に比べて随分と安いプライスタグが付いているのを目にすることがある。もしやと思って早速、再度Amazonにアクセスしてみると、定価は同じだったものの、初めてのKindle本購入の場合は1,000円offのクーポンがもらえるとのこと。その他、少しだが貯まっていたポイントも使って、実質500円弱で手に手に入ることがわかった。
これくらいならよかろう、ということで早速ポチることに。一方、Kindleを使うのは初めてなので、それなりも準備も必要になる。
まずは、アプリのダウンロード。ダウンロード先はChromebook
リタイヤしたらChromebookでよくないかい?で書いた通り、昨年のGWにASUS Chromebook Detachable CZ1を購入して、そろそろ一年半弱だが、今も現役、というか、"手放せない"と言えるほど重宝している。

sugo-mane.hatenablog.com


Chromebookを使い始めて3ヶ月での感想。「結構使えるかも。」で「アプリを使わなくてもChromeブラウザで出来るのであれば、アプリは使わないほうがいい」と書いたが、

sugo-mane.hatenablog.com

残念ながらKidleのWeb版(Kindle Cloud Reader)では読めない書籍が結構有り、こちらの本もその対象。仕方がないのでAndroid版のアプリをダウンロードする。早速開いて試してみると、何の問題もなく読み始めることができた。
Detachable CZ1は2 in 1タイプなのでタブレットしても使えるのだが、これがKindle本を読むには好都合。まずはアプリの動作確認などと思って読み始めたが、そのままどんどん読み進んで、およそ三時間弱で読了となった。
さて、読み終えた感想だが、仰ることはその通り、ただ、言われた通りにして老後破産したら誰がどう責任を取ってくれるのか、という読む前の疑問は消えなかった。一つ、これは、と思ったのは、子供に金を渡すなら、自分が死んだあとでなく子供が本当に金が必要な時に、という下り。言われてみれば、自分も一番金が必要だったのは30代前半から40くらいのころ。息子も今、ちょうどその年代。だからと言って、今、そのまま渡せば、あっという間に無駄遣いするのは目に見えている。さて、どうしたものか。思わぬ悩みが一つ増えたのだった。