アラ還オヤジの備忘録

雑感や、その他諸々。

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“憧れ”の隠居生活はまだ先か

このブログにも度々登場している“悪友”H、私用ガラホに電話をかけてくる数少ない人物だが、この木曜にも彼から着信があった。
何かと思えば、またも彼の会社にapplyしてきたキャンディデートの照会だった。(前回はワクチン打ったジジイ達は飲みたがっているでご紹介したとおり。)

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聞けば、どう調べたのか、候補者の出身大学が私と同じ、かつ勤務先もダブっているとのこと。前回は残念ながら存じ上げない方だったが、今回は大学時代のよく知る先輩だった。といっても大学を出てからすでに約40年、Hの会社にふさわしい人材かどうかを判断できるわけもなく、当たり障りのない程度での情報提供となった。それにしても私の「先輩」というからにはそれなりの年齢だ。一体どんなポジションなのかと聞くと、なんと「自分の後任を探している」とのこと。何かあったのかと心配して尋ねると、「そろそろ引退しようと思ってさ。あまり歳をとったらやりたいこともできないし。」との答えが。あまりにありふれた理由に拍子抜けするとともに、思わず口に出たのは「羨ましいなあ....。」の一言だった。
再就職しましたで書いたとおり、去年の3月から、今勤めている会社に職を得た。

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アラ還という歳相応に、それほど無理することもなく働かせてもらっているが、それでもやはり、(そろそろ“隠居生活”も悪くないか...)と思うことも増えてきた。
その一方で、「老後の蓄え」を考えれば、働けるうちは、少しでも長く働くというのが一般的な考え方ではないか。最近は、はてなブログでも、“ミニマリスト”と同じくらいの頻度で「FIRE」の文字を見かける。自分の世代でFIREと言われて最初に思いつく意味は“解雇”で、思わずドキリとするが、今どきは「Financial Independence, Retire Early」の頭文字、経済的自立&早期リタイアを意味するらしい。アラ還の自分が今リタイアしても、Earlyでもなんでもないが、それでもアタマに浮かぶのは、「今リタイアして、経済的にどうなのか」ということだ。

ちょっと気の利いたサイトをみれば、「今◯◯歳で、貯金✕✕円、早期リタイアできますか?」みたいな記事が溢れている。ファイナンシャルプランナーさんが親切に答えてくれていて、大抵は「大丈夫です」みたいな感じで終わるケースが多いのだが、その内容を見て、全部鵜呑みにしていいのか疑問に思う自分は猜疑心が強すぎるのか。
自分が社会人になったばかりの頃、それこそ40年くらい前のことだが、その頃から、すでに「年金問題」は国会でも盛んに取り上げられていた。しかしその後、ろくな議論もされずに、付け焼刃的に行われたのは、支給額の減額と支給開始年齢の引き上げだった。これまでの40年より、これからの40年のほうが、「支える世代」と「支えられる世代」のバランスが厳しくなるのは火を見るより明らかだ。そんな状況下、今見えている制度設計を元に、いくら蓄えれば「FIRE」できるのかなど、どうして確証が得られようか。
Hのように“甲斐性”のない自分は、今しばらくは憧れの隠居生活はお預け、働けるうちは地道に働いていこうと思うのだった。

毛虫退治の週末

うちの庭にはいくつか木が植えられている。いずれも近所のホームセンターとか、ちょっとした園芸店で購入したものだ。“木”といっても、購入するときは自家用車の後部座席にのせられる程度の小振りな鉢物だったのだが、庭に地植えして、いつの間にやら大きくなっていった。
そんな中にジューンベリーの木があるのだが、何年か前から毛虫が大量発生するようになった。毛虫が最初に発生した年は、こちらもどうして良いかわからず、結果、ジューンベリーの葉はほぼほぼ全部毛虫に食べられ、木は文字通り“丸坊主”状態に。その後、何年かの間は毛虫との攻防が続いたのだが、いつしかこちらも毛虫に立ち向かう“コツ”みたいなものを掴んできた。できるだけ薬剤は使いたくないので、毛虫が発生しそうなタイミングを見計らって、毛虫の“子供”(こういう表現が正しいのかわからないが)が集まっている枝を見つけて、虫ごと枝先を切り落とすというものだ。
さて、この“技”のポイントは、ズバリ、”タイミング”である。早すぎれば毛虫の“子供”は発見できず、遅すぎれば、毛虫の“オトナ”に葉を食い尽くされてしまう。何年かの試行錯誤の結果、導かれた答えは、“8月最終週の土日”。毛虫が週末かどうか忖度するはずもないのだが、こちらもさすがに平日に庭木の剪定というわけにはいかず、結果的にそのようなルーティーンになったのだが、これが結構うまくハマったのだった。そして、今年はその週末が昨日、今日というわけだ。
実は、今年は一週間前の週末にも偶然カミさんが毛虫の子供の“塊”をみつけて、枝先を切ったのだった。そんな訳で今年はこれで大丈夫かな、などと高を括っていたのだが、そうは問屋がおろさなかった。念の為と思って、庭に出て木を見上げてみると、程なく今年も“お約束どおり”毛虫の子供が固まっている葉を見つけることができた。
“そんなやり方で毛虫の駆除ができるのか”と思われるかもしれないが、こちらもそもそもこの方法で100%駆除できるとは思っていない。毎年、そこはかとなく虫に食われた葉を見つけるのだが、“丸坊主”にされたときに比べれば屁でもない。そんな訳で、今年もこれで大した被害が出ないのであれば“御の字”、あとは自然に任せようと思うのだった。

“ガラホ使い”にauから200円戻ってくるとメールがあった

17日の水曜の午後、ガラホからメール受信のジングルが聞こえた。わざわざガラホのアドレスにメールを送ってくるというのは、よほど昔から付き合いのあるヤツか、あるいはauからと相場が決まっている。案の定、auからで、内容は、先般のネットワーク障害の“補償”のお知らせだった。200円戻ってくるとのこと。

au障害に気付かない休日で書いたとおり、自分の場合は、通信障害の影響は殆どなかった。

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一方、うちのカミさんと言えば、自分と違ってスマホ持ちだが、補償額は同じ200円で、自分と同じタイミングでauからメールがあったとのこと。いずれにせよ、ほとんど外出せず、スマホも家のwi-fiに繋いでいるのだから、特に不利益はなかったろう。

そんな訳で、我が家の場合は、“200円”について、とやかく言うこともないのだが、一方、商売をしている方々は、この補償額で納得できるのかどうか。障害が起きたのは週末だったが、土日も稼働している商売、特にwi-fi環境下でない出先での連絡が必要な運送業などは、影響が大きかったのではなかろうか。誰かがauを訴えたというニュースも耳に入ってこないので、この問題はきっとこのまま収束するのだろうが、これがもし米国で起きたら一体どうだったろう?隠れトランプとアメリカ人上司で書いたとおり、彼らの“自らの利益”に対する執着を思えば、とてもこのままでは終わらないだろうと思わざるを得ない。

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ところで、このブログを読まれているかたは、「こいつは、まさか今もガラホを使っているか?」と思われたかもしれない。はい、お察しの通り、今もガラホを使ってます。2年縛り、まだあるってよ。で「現在使っているガラホ(京セラのGRATINA 4G)があまりに賢すぎて、手放すのが何とも惜しい気がする」と書いたが、実はその“賢さ”は、ここ最近、随分と損なわれるようになってきた。

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メールアプリの「AquaMail」は今年になってGmailにアクセスできなくなり、「CardDAV-Sync」を使ってのGoogleカレンダーとの同期もしなくなった(Googleのセキュリティ強化の影響だろう)。メールもカレンダーも、ガラホで確認できるようにしているのはあくまで緊急用、メインはパソコン(今はChromebook)なので、特に大きな不便はないが、できないとなると何か気分が滅入る。そこで辿り着いたのは、GRATINA 4Gの標準ブラウザでGoogleアカウントにloginするというソリューション。「ガラホのブラウザで何が出来るのか」と訝る向きも多かろうが、実はこれが結構使えます。GRATINA 4Gを今も使っているかたがどれだけいるのかわからないが、もしいらっしゃったら、騙されたと思って試してみて下さい。というわけで、まだしばらくは“ガラホ使い”を続けることになりそうだ。(因みにTwitterクライアントのSobaChaは今もしっかり動いてくれています。)

ChromebookのSkypeで坊さんのお経を聞く

「3年ぶりの行動制限のない夏休み」というフレーズが耳タコ状態で向かえた今年のお盆。多くの人は墓参りに帰省したのかもしれないが、自分としては今のコロナの感染状況を見るにつけ、とてもじゃないが帰省するという判断は出来かねた。地元の千葉市では、12日時点の入院者数が436名(千葉市のホームページより)。第三波の時に一番多かった入院者数は120名(2021年2月15日)、第六波の時でも228名(2022年2月23日)だ。その時のおよそ2倍弱の入院者数という状況で、どうして行動制限せずに済むのか、素人の自分には全く訳がわからないが、「基礎疾患のある60歳以上」という括りに該当する身としては、ここは家で大人しくじっとしているしかなさそうだ。

さて、そんな訳で、お盆も帰省せず、ということになったのだが、自分の田舎では、お盆シーズンは、お坊さんが家に来てお経をあげてくれる、というのが通例になっている。大体2ヶ月前くらい前には、お寺から家に来る日時の連絡があり、今年も実家の母親から「今年はどうするの?」と言われていた。コロナ禍になる前年の2019年以来、お盆に帰省することはなかったのだが、それではお坊さんのお経は聞かなかったのかと言えば、そうでもなかった。実は2020年のお盆から、Skypeで実家とつないで、お経を聞くことが出来ていたのだ。さすがに80歳代半ばを過ぎた母親にはそのようなスキルはないが、近所に住む弟に頼んでセッティングしてもらっていた。Skype経由とは言え、カメラで向こうの様子もわかり、母親もこちらの顔が見られるということで、それなりに好評だった。

2ヶ月前の時点では、今年は帰省できるかも、などと淡い期待を持っていたが、その後の感染者数の増加を見て、母親も「これでは仕方ないわね」と、帰省しないことを渋々了解した。

という訳で、今年もSkype経由で、ということになったのだが、このゴールデンウィークに購入したChromebookを試してみない手はない。

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「いまどきSkypeぅ?」とか、「そもそもChromebookSkypeが使えるのか」とか、いろんな声が聞こえてきそうだが、仕事じゃあるまいし、ZoomやTeamsにお出まし頂くほどでもない。問題は「ChromebookSkypeが使えるか」だが、こちらはあっけないほど簡単に使うことが出来た。

お世話になったのはSkype for Web. https://www.skype.com/ja/から自分のアカウントにサインインすれば完了だ。使い勝手もWindowsのアプリ版とほとんど違いは実感できない。Android版をインストールするという選択肢もあるのだろうが、Chromebookを使い始めて3ヶ月での感想。「結構使えるかも。」で話した通り、自分の経験では、「アプリを使わなくてもChromeブラウザで出来るのであれば、アプリは使わないほうがいい」。

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今回もその鉄則(?)通りで上手くいった。

久しぶりに母親の顔も見ることが出来、年の割にはそこそこ元気そうな様子で安心した。はやくコロナが収まって、来年こそは是非お坊さんのお経を“生”で聞きたいものだ。

 

貸しレコード屋で大滝詠一のLPを借りていた頃を思い出した

これまでNHK BSで放送されていたThe Coversという音楽番組が、今年に入ってから時折地上波でも見られるようになった。先日は「サマースペシャル〜納涼のうた〜」。ゲストの郷ひろみが“カバーズ”という番組タイトルの割には自身の持ち歌を歌ったりしていたのはご愛嬌だが、自分的に“ストライクゾーン”だったのは「大滝詠一 名曲カバーセレクション」。

自分は、大滝詠一をリアルタイムで聞いていた世代。学生時代、近所の貸しレコード屋でLPを借り、せっせとカセットに録音していた。それなりに思い入れもあるので、司会のリリー・フランキーが「大滝詠一サウンド」などと言っているのを聞いて、(おいおい、それを言うならフィル・スペクターサウンドだろう)などと毒づいたりしながらも、番組を楽しんだ。

さて、そんな番組の中で、大滝詠一のアルバムとして紹介されていたのは「A LONG VACATION」。

ジャケットの絵が印象的で、一年ほど前に東テレの「新美の巨人たち」でも紹介されていたのだが、あのイラストをあらためて見て、(あれ、確かウチにもあったような…)と思って、リビングのCDラックをごそごそ探ってみると、出てきたのは「A LONG VACATION」ではなくて「EACH TIME」。

確かに大滝詠一のアルバムには違いないが、人間の記憶などこんなものだ。どういう経緯で購入したのかも定かでないが、多分、最初に買った車(今からおよそ30年前のことだ)のCDチェンジャーに入れっぱなしにしておくためだったのではなかろうか。

もう何年も聞いていなかったが、早速10年選手のWindowsラップトップのiTunesでダウンロード。これでChromebookでも聞き放題。ホントに便利な時代になったものだ。

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このブログも「EACH TIME」を聞きながら書いているが、まさに夏にぴったり、車でも聞けるように早速USBメモリーにも保存しようと思ったのだった。

健康診断の結果にビビって焼酎の度数を下げてみた1年後の結果

再就職しましたで書いたとおり、昨年3月から新しい職場で働くことになったのだが、入社の際、会社からやるように言われたことの中に“健康診断”があった。

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別にアラ還でなくても、従業員を雇う際には、健康診断は必須だ。(たまにそういう日本のルールを理解しないで、「なんでそんなものが必要なんだ」などと海外本社の人事部門が言ってきたりする外資系企業もあったりするが、そういう会社からは、今すぐおさらばしたほうがよいと断言しよう。)

健康診断を受けるにしても、昨年3月といえば、“第3波”がピークアウトしたものの、それなりの感染者数(今の第7波と比べれば可愛いものだったのだが...)で、会社も「無理して急がなくてもいいですよ」とのこと。とは言っても、あまり放っておくわけにもいかず、それまで何回か健康診断を受けたことがある市内のクリニックを予約したのが昨年4月のことだ。

健康診断については、お陰様でこれまで40年あまりのサラリーマン生活で、それほど大きな異常が発見されることはなかった。しいて言えば、ホッピーと20年で書いたとおり、尿酸値が上がったことと、あとはピロリの除菌をしたあとは毎年バリウムの代わりに胃カメラで検査しているくらいだ。

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そんなわけで久しぶりの健康診断にも、結果をそれほど気にすることがなかった。だがしかし。今回はそうは問屋がおろさなかった。ASTとALTの数値が正常値をオーバーしていたのだ。自分の世代だと、多分、GOT、GPTという呼び名のほうが馴染みがあると思うが、どちらもトランスアミラーゼ、肝機能の指標だ。

確かに社会人になる前、学生のことから、酒量は少ない方ではなかったが、幸いなことに、これまで健康診断で、肝機能が引っかかることは一度もなかった。(自分はそういう体質)などと高を括っていたのだが、ここに来てこれまでのツケが回ってきたか。確かにコロナ禍で巣ごもりするようになって、運動量がめっきり減る一方、酒量が下がることはなかった。だが、だからといって酒量が極端に増えるということもなかった。さすがにその辺りは気をつけていたつもりだったのだが...。

さあ、どうするか。尿酸値のせいでビールをホッピーに変えて“成功”した経験があるからか、またしても、何かうまい逃げ道がないか、往生際悪くあれやこれや考えて、たどり着いたのは、「そうだ、ホッピーに使う焼酎の度数を25度から20度に変えてみたらどうだろう?」。

はなから“量”を抑える気は毛頭ない。アルコール度数を下げたところで、それほど味に影響なかろう。その一方、焼酎の度数を25度から20度にすれば、同じ量を飲んでもアルコール摂取量は(25−20) ÷ 25 = 20% (!) の低下だ。(我ながら中々の名案)と一人悦に入り、早速試してみると、味も違いは感じられない(その程度の味覚の持ち主です)。よし、しばらくこれで行こうと決めたのが、およそ一年前のことだ。

さて、そうこうするうちに再就職してから1年が経ち、再び健康診断を受けるタイミングがやってきた。今年も第6波が一段落したタイミングで同じクリニックを予約した。昨年はコロナの影響もあって、随分と簡単に予約が取れたが、今年は皆さんコロナにも慣れてきたのか、結構の日程が埋まっているという。仕事の予定を確認しながら、なんとか都合のよい日時を予約できた。受診時の様子は、昨年とそれほど変わらず、以前と比べれば結構空いているという感じだった。看護婦さんに言われるままに、次から次へと検査をこなし、2時間弱で終了した。

検査結果はおよそ2週間で自宅に郵送とのことで、期待と不安が入り混じる中で、結果の到着を待った。そして、ついにクリニックからの封筒が自宅のポストに。

何はともあれ、まずはASTとALTの項目を探す。さあ、皆さん、どうだったと思われますか?結果は何と正常値に戻っている!ほっと胸を撫で下ろす一方で、油断は禁物と、まだしばらく20%を続けようと思うのだった。

話は変わるが、最近、日曜の昼にテレ東でやっている「今夜はコの字で Season2」の再放送(こういう番組を日曜の昼に流すとは、さすがテレ東だ)、先週は生ホッピーが出てきたのだが、ジョッキに入れる焼酎の量を見てぶっ飛んだ。自宅の冷蔵庫には、ホッピー専用ジョッキがいつも2つ常備されているのだが、それには焼酎を入れる目安に星印が上下に2つ、付いている。

下が薄め、上が濃いめで、自分は当然下の印までなのだが、番組で入れていた焼酎の量が上の星印を大きく超える量で、劇中で言われていたとおり、(あれじゃあ、確かに3杯飲んだらひっくり返るな)と思ったりしたのだった。

 

Chromebookを使い始めて3ヶ月での感想。「結構使えるかも。」

リタイヤしたらChromebookでよくないかい?で書いたとおり、5月のアタマにChromebookASUS Chromebook Detachable CZ1)を購入しておよそ3ヶ月。

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メール設定や、Windowsパソコンに保存されたiTunesの音楽データをGoogleドライブ経由で再生すること以外にも、いろいろ気が付くことがあったので、ちょっとまとめてみようと思う。

まず、アプリについて。デフォルトでインストールされているものもいくつかあるが、3ヶ月使ってみての感想は、「アプリを使わなくてもChromeブラウザで出来るのであれば、アプリは使わないほうがいい」。Gmailについては、すでにChromebookのメール設定で難儀する(特にOutlook)で書いたとおりだが、他のアプリも様子は似通っている。

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たとえばYouTube。アプリがデフォルトでインストールされているが、こちらはバックグラウンドで音楽再生しようとすると、演奏がブチブチ切れまくる。一方、Chromeブラウザ経由でYouTuneにアクセスすれば、そんなことは起こらない。Googleニュースはデフォルトではインストールされていないが、Web Storeからダウンロードして使ってみると、ニュースのリンク先を開く際、窓が、なぜかスマホに最適化された大きさに。こちらもChromeブラウザ経由でGoogleニュースにアクセスした場合は、そんなことは起こらない。アプリをダウンロードして使うことに慣れていると、何となく違和感があるが、そんな時はタブではなくて、新しいウインドウで開くように設定しておけば、ストレスはほどんど感じない。

次はシェルフに日付を表示させる方法について。ちょっとググると「chrome://flags から Enable Show Date In Trayのフラグを有効にする」という方法が出てくるが、少なくとも自分の環境下では、”Serch flags”で検索しても”Enable Show Date In Tray”は出てこない。代わりに探し出したのは”Productivity experiment: Monthly Calendar View”。こいつを”Enabled”にするとシェルフに日付が出てくる(そこをクリックすればカレンダーも表示される)。ところがだ。日本語環境だと、出てくるカレンダーは“日曜日”始まり。自分の場合は月曜始まりのカレンダーに慣れているので、なんともしっくりこない。そこで試したのは、言語設定を日本語から英語にしてしまうこと。なんとこれでカレンダーは月曜始まりになった。

最後にもう一つ。Chromebookを使ってみようと思った理由の一つに、”Google ドキュメント”、”Googleスプレッドシート”が、Word、Excelの代替で使えそう、ということがあった。実はこのブログのテキストも、前々回くらいからGoogle ドキュメントで打っているのだが、ほとんどストレスなく使えている。一方、Googleスプレッドシートの方はというと、さすがにExcelと全く同じというわけには行かない。たとえばピボットテーブル。Excelで作成したピボットテーブルもそのまま使え、挙動もほぼ同じ。ただ、データを更新した際、Excelの方はデータ更新と一緒にグラフも参照するデータ範囲を拡大してくれるが、Googleスプレッドシートはデータ範囲を増やす必要がある。もしかしたら何かよい方法があるのかもしれないが、自分の場合は、今のところは元データが増えるごとに、グラフに使うデータ範囲も手作業で修正している。

地味に不便なのは、ファイルを保存した際に、最後に使っていたセルの場所を記憶していないこと。Excelであれば、保存したファイルを開けば、カーソルは前回保存した場所に出てくる。一方、Googleスプレッドシートはといえば、ファイルを開くとカーソルは必ずA1に。小さいテーブルであれば、それほど気にならないだろうが、行番号が2000超え、列番号がPQなどというサイズを使っている身にとっては、A1からスクロールでその場所まで移動するには結構骨が折れる。結局コントロールキー + 矢印で、テーブルの端まで移動させることで誤魔化しているが...。

まあ、何だかんだ気になるところはあるが、全体としては、「結構使えそう」という印象。また、しばらく経ったら状況をupdateします。